２０１３年３月の全国人民代表大会で、国家主席に
選出された習近平は、演説で繰返し「中国の夢」を
繰返し、中華民族の偉大な復興に備える国民の
力の結集を訴えた。
更に、整風運動を彷彿とさせる、形式主義、官僚
主義や風紀の是正、更に贅沢の禁止の四つの
風潮を許さないと厳命している。
その後も、メデイアへの５項目の規制、各大学への
七不講と矢継ぎ早に思想の締め付けを強化。
七不講では、人権、法治、公民,、憲政など民主化
運動に結びつく内容の講義をしてはならないと
通達を出している。
七項目の全てが改革派との対立点であり、改革
派のあぶり出しに備えた保守派の攻撃である。
党員の大幅削減が行われるのではないかとされる
今秋の党大会で、党員の粛清の基準となれば
改革派が一掃される危険性がある。
８月上旬には、習近平総書記の重要講話を纏めた
毛沢東語録もどきの読本が刊行され、思想教育の
徹底と党員の質向上に備えた大衆路線教育の
実践活動がスタートしている。
同時に、北京市内などには「中国の夢」実現に
向けた共産党を称え、共産主義を賛美するスロー
ガンを大書した看板が数多く立てられ文化大革命
再来を思わせる雰囲気があるという。
「小毛」の登場が近いかも知れない。
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