うろ覚えライフ。

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別れさせ屋殺人

2010年03月10日 | 時事社会ログ

 

○「15年なんてもんじゃない」別れさせ屋事件判決で納得できない遺族

 

       「悔しいだけです。15年なんて、そんなもんじゃない…」-。元「別れさせ屋」に殺害された五十畑理恵さんの父親、勉さん(61)は、記者団に囲まれ、こう憤った。東京地裁が9日、元「別れさせ屋」の桑原武被告(31)に下した判決は懲役15年。納得できない勉さんの目には涙が浮かんだ。

 平成19年当時、里恵さんの夫からの依頼で、離婚工作に乗り出した桑原被告。里恵さんをだまして誘惑し、離婚させたうえ、そのまま同棲(どうせい)を続け、正体がばれると殺害した。逮捕・起訴された後、公判では「里恵さんを愛していた」と主張し続けた。

 「また平気でウソを言っているのかよ、と思った。裁判で本当の気持ちは出なかったと思います」

 娘をだまし続け、法廷でも…。そんな思いがぬぐえない勉さん。公判では、被害者参加制度で代理人を通じて「被告が娘を愛していたとは思えない」「娘との金銭上のいさかいがあったから殺害したのではないか」と主張し、被告に死刑か無期懲役を求める“求刑”も行った。

 しかし、判決はそうした主張を認めず、桑原被告が「里恵さんとの関係を解消されると受け止め、激しい怒りを覚えたため」と犯行動機を認定。他の殺人事件判決とのバランスも考慮して、量刑を懲役15年とした。

 「(刑務所から)出てきたらあだ討ちではないが、私がやりたい…」。そんなやり場のない感情を吐露した勉さん。「別れさせ屋を雇った夫も許せない」「お金になれば、何でもやってもいいのか。また同じことがあってはならない」と、探偵会社が営む「別れさせ屋」という職業や、判決で雇い主とされる元夫への怒りも隠さなかった。

 

 まるで“劇画”のお題のような職業が現実にあろうとは‥、と驚いた。探偵業者が仕事の一環でやり始めたらしいけど、これは詐欺罪とか、何か罪にひっ掛からないのか?実際、騙してる訳だし‥。

 夫もひどい奴だ。元夫だが。美人の奥さんですよねえ。まあ、ルックスは関係無いだろうが、美人だから別れさせ屋が本気で惚れてしまったんだろうし。別れさせ屋も完全にプロ失格だな。ターゲットに惚れてしまい、挙句、殺してしまうとは‥。

 ご両親はたまらないだろう。被害者のお父上は「一生恨み殺します」と言っていた。本当に愚かな犯人だよなあ。初めから金銭を稼ぐために騙しといて「惚れてしまいました」で、別れたくなくて殺しました。とんでもない馬鹿だ。探偵会社もこういうことはやってはいかんだろう。これは職業倫理的にやってはいけない仕事だよ。

 この「別れさせ」を依頼した元亭主は、どうして夫婦できちんと話し合わなかったんだろう?自分の方から離婚したいから慰謝料が高くつくからなのか?別れさせ屋との愛人関係が立証されれば、落ち度は女房の方になる訳だし。離婚調停時の慰謝料の金額の問題なのかな?

 でも、この元亭主は卑劣な男だ。この元夫と探偵社を何か法で括ることはできないのか?全く何のお咎め無しで許される、というのはあまりにも被害者の女性が可哀相だし、残された遺児だって居る。こんなこと、お咎め何も無しで通ったら、前例として社会のために良くないだろう。

 男の身勝手さで人一人殺して懲役15年。15年は刑期の態度次第で12年とか、ひょっとしたら10年くらいになるかも知れない。この、自殺者やホームレスの増え続ける大不況の殺伐とした世の中で、三度三度の食事と週に二、三度はある入浴。具合が悪ければ医者にも診てもらえる。これでは被害者遺族は本当にたまらないよなあ。残された幼い子供は本当に可哀相でならない。少なくとも、元夫は、元妻のご両親や自分の子供には、相当に多額の金銭は支払うべきだろう。 

 

 


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