うろ覚えライフ。

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参議院選挙結果後不安

2013年07月28日 | 時事社会ログ

○池上彰氏 公明党が憲法9条改正反対したらどうなるか予測

 

  参院選特番は、ジャーナリストの池上彰氏(62才)がメーンキャスターを務める『TXN選挙SP 池上彰参院選ライブ』(テレビ東京系)が民放トップの視聴率をたたき出した。池上氏は、鋭い質問で政治家の本音を引き出し大好評を得た。そんな池上さんに、今回の参院選を総括してもらった。

 * * *
 参院選の結果は、自民党が65議席を獲得し、圧勝しました。自公連立政権は135議席と、参議院で絶対安定多数を確保したことになります。衆議院ではすでに過半数を得ていますから、衆参両院での、ねじれが解消しました。

 投票率は52.61%。これは戦後3番目の低さです。事前に「自民党が勝ちそうだ」という報道がされたため、「もう勝ち負けが見えているなら、自分が投票に行っても意味がないな」と思った人が、投票に行かなかった結果、ますます組織票の強い自民党を勝たせることになった、といえるでしょう。

 この結果を私たちは、少し警戒しないとなりません。というのも、政権には「何かまずいことをしたら、政権を明け渡すことになるな」という緊張感が必要だからです。民主党が壊滅状態で、緊張感がないと、どうしても気持ちが緩み、やりたい放題になりがちです。かつて、長期政権を続けてきた自民党がそうでした。

 公明党はその自民党に「ブレーキをかける」といっています。例えば憲法改正など、自民党と公明党との間では温度差がありますが、はたして本当にブレーキ役が務まるでしょうか。

 もし本当に、公明党が安倍総理の悲願である憲法9条改正のブレーキになったら、安倍さんは、衆議院でも参議院でも、公明党を連立から外すでしょう。その代わり、維新やみんなの党、民主党の一部などから、憲法改正に賛成しそうな人を一本釣りし始めるはずです。狙われるのは、今の政党にいては次の選挙に勝てないと焦っている人たちです。どんな人が釣られるのか、釣られた人がどんな弁明をするのか、そのときは注目です。

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