うろ覚えライフ。

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人権無視温泉街

2009年10月26日 | 時事社会ログ

○「置き屋」の非道な理不尽さ…温泉コンパニオン裏事情 被告が母を刺したワケ、裁判員も「聞きたかった」

      20日から3日間、甲府地裁渡辺康裁判長)で開かれた殺人未遂事件の山梨県で初とな裁判員裁判を傍聴した。無理心中をしようと実母(87)を果物ナイフで刺し、軽傷を負わせたとして、山梨県甲州市の無職の男性被告(60)に懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)の有罪判決が言い渡された。法廷では、被告が犯行に至った背景の1つとして、温泉街でコンパニオンとして働いていた長女が科された理不尽な“借金地獄”が明らかになった。

  審理の中で、被告の長女が、勤め先の置き屋(コンパニオンを派遣する事務所)の不合理な“罰金制度”で莫大(ばくだい)な借金を負わされ、親である被告自身も返済に追われていた実態が明らかにされた。「遅刻1回で数万円、客と個人的に会えば1回50万円以上の罰金が科された」といった事情が説明されると、一般から選ばれた裁判員は被告の心中を推し量り、幾度も涙をぬぐった。

 検察官は莫大な借金から将来を悲観し、高齢の母親と心中を図ろうとしたと指摘。しかし置き屋の女将(おかみ)や、女将と一緒に被告から取り立てを行ったと指摘された人物が証言台に立つこともなく結審し、判決後の会見で「(借金のいきさつをさらに)聞いてみたかった」と口にした裁判員もいた。

  長女が勤めていたのは山梨県笛吹市にある東日本有数の温泉街、石和温泉。地元で尋ねてもこの置き屋の評判は芳しくなかった。

 新興住宅地にたたずむ外観はほかの一般住宅と変わらない。

 近所で聞くと、女性が昼間、電話でコンパニオンとおぼしき話し相手を怒鳴りつける声が響くこともあり、石和温泉の事情を知る関係者によれば置き屋側はコンパニオンの親の職業を調べ、罰金を肩代わりさせたケースがほかにもあったという。

 また、この置き屋は、別の置き屋のコンパニオン不足を補う“孫請け”もしていた。

 客が払った料金が1時間で1万2千円なら、このうち5千円が最初の置き屋、次に自分たちの懐に7千円が入り、この半分の3500円がコンパニオン自身の手元に入る仕組みという。

  ‥ この関係者によると、コンパニオンの手取りは13万円ほど。以前は寮に住み込みで働く人も少なくなかったが、今はアパートなどを借り、昼間はアルバイトやパートに出る人も多い。外見の派手さと裏腹に「生計を立てるのはしんどい。意外ともうからない仕事」という。

  ‥ ただ、長女が勤めた置き屋は観光協会の正規会員でもあった。

  

 

 被告は、長女がコンパニオンをした約7年間にたまった罰金のうち600万円以上を支払い、長女が金融機関から借りた300万円の連帯保証人にもなった。それでも置き屋側から、借金がなお1000万円近く残っていると主張されたという。

 長女の窮状を知った被告は、相談した警察や弁護士から「返済する必要はない」と助言されていたが、法廷では「取り立てで自宅に居座られたり、職場近くで待ち伏せされたりした。理屈の通らない相手で金を渡すしかなかった」と訴え、「心中を図ることで、置き屋の実態を警察などが追及してくれると思った」と、追い詰められた当時の心境を口にした。

 これは明らかな人権問題ですよ。この罰金制度というものは犯罪ですよ。これは置屋の裏側に地方の暴力団が居て、法外な借金の強制取立てに暴力団に属する若いもんみたいなのが乗り込んで、脅しや騒音、住居侵入、あるいは暴行傷害までも、犯罪を行っているのだろう。

 警察は完璧には守ってくれないもんなあ。警察が何処まで守ってくれるか、だけど。脅迫も住居侵入や不法滞在も暴行も、現行犯逮捕だろうし、警察は注意や警告には行ってくれるのかも知れないけど、四六時中パトロールして見ていてくれる訳ではないし。暴力のプロの脅しは本当に怖いものだと思う。

 こういう場合どうしたらいいんだろう?夜逃げで遠くまで逃げるしかないのか?子供が居たら大変だしな。やっぱり警察力だよなあ。警察が本腰で取り組んでくれないと。暴力から、市民を本気で絶対に守ってくれないと。

 だって相手は平気で、自殺して保険金で払え、とか死んで自分の臓器で払えとか、を普通に言えるような輩たちでしょう。人間を牛とか羊とかと同じように見れるような人間たちでしょう。イザとなれば血も涙もない人でなしにいつでも簡単になれる残酷な人間たちでしょう。金のためなら人間が何人死のうが知ったこっちゃない冷血な人間たちでしょう。そういう人間の集団なんだ。

 これはしかし、地元の観光協会も厳しくチェックしてないと駄目だよなあ。本当に人権問題だよ。地元だからっていうナアナアさ、とか見て見ぬふりとかあるんじゃないかなあ。置屋のバックに地元暴力団の影とか見えれば面倒なことに関わりたくないからとか、そういう怠慢さがあるんじゃないかなあ。観光協会とかは何処がチェックするんだろう?こういうことはチェック機能をきちんと作ってもらわないと困るよなあ。すぐに警察が連動するように、とかさ。

 こういうケースなど人権問題には、チェック機能を完備して、暴力にはすぐにいつでも警察が対処・解決出来るように、ちゃんとしてもらいたい。どんな人でも犯罪からは警察は絶対に守らないといけません。

 それにしてもこの置屋は取り調べたのかなあ?官権は、犯罪置屋やその犯罪加担関係者たちを一緒に取り調べて検挙してもらわないと困るよなあ。この置屋関係を法で裁いて、こういう悪いものをなくしてしまわないと何にもならないじゃん。 

コメント
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