北京五輪の野球日本代表監督だった星野仙一氏が28日、大阪市内のホテルで行われた自身の後援会「虎仙会」のパーティーに出席。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で代表候補に辞退者が相次いだことに「(その球団の)ファンが寂しい。それを考えないと。こんなに早く不参加を表明すべきじゃない」と苦言を呈した。
また日本オリンピック委員会(JOC)が26日に公表した北京五輪の日本選手団報告書内で、星野氏が「気持ちの面で、弱い面が出た」と記した件にも触れ「一部分を取っただけ。おれは選手は責めない。終わった瞬間(にした話)やろ。帰国してから分析したり検証したりしたが(提出する)そういう場がない」と話した。
‥ 侍ジャパンの候補に辞退者が続出していることについて「出たくないものは出さなくていい。野球に対する感謝やファンのためを考えれば出たいはず」とキッパリ。中日の選手が来季への調整不安などを辞退の理由としていることに対しては「ケガはしようがないが調整に自信がないとか、1年しか経験がないというのは…だから経験させる。前向きな気持ちがないと。中日ファンは寂しがるのではないか。ファンのことをまず考えないと」と語気を強めた。
「星野がチクリ」と見出しにあったけど、選手たちが気が進まなくなったのは、北京五輪を経験したからだろう。世界的国際試合でも、第1回WBC後の方では、当然、こんな雰囲気ではなかったろう。
ソフトバンクの和田投手だったと思うけど、北京後、「今度の大会に参加して得たものは何も無かった‥」と語っていた。北京後、参加して帰国した選手たちには、非常に重苦しい暗い雰囲気が立ち込め、それはとてもすぐに拭い去れるようなものではないんじゃないかな。
北京経験の選手たちは、そのぎこちなく重たい空気を知っているから、日本に居た選手たちにもその嫌らしい雰囲気を教えてるだろし、日本球団の選手たちみんなはなかなか気分的に乗り気にならないんじゃなかろうか。
その点、メジャー選手たちにはリーダー格にイチローが居るし、世界的国際試合は第1回WBCで栄光のメチャクチャ良い気分を味わっている訳だし、みんな、北京のいやあ~な雰囲気は知らない。
サムライ原ジャパンもなかなかうまく、好発進とは行きまへんな。最初からゴタゴタしてるの見て、星野さんも「うふっ」と思わず笑みがこぼれてるのかも(?)。
中日の白井オーナーが28日、名古屋市内で行われた球団納会で“怒り爆発”のスピーチを行った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表候補選出で、中日の5選手が辞退、非難の的になった状態に「あたかもWBCをボイコットしたかのようなキャンペーンが行われた」と口火を切り、「球団として、ボイコットを決めたことは全くない」と強調した。
また、西川球団社長が「五輪とは違う」、落合監督も「辞退は各個人の意思」と反論したことに関しては「極めて正当。私も同じだ」。・・・
落合監督が、おまえら、今年は優勝出来なかった我が軍の、来期シーズンの成績をどう考えてるんだ?とかいう意味合いのことを暗に示唆して、何となく圧力が掛かっている、ということもあるんじゃなかろうか。とか思ったりする訳で‥。
でも、何でも、端から見てる分には、ヤジウマ根性で、モメゴトが起きてるのって楽しいですね。自分の身に降り掛かって来るのは、勿論、嫌だけど‥。