Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

日帰り手術 初体験(第一弾) 【右副鼻腔・編】

2008年10月13日 22時33分16秒 | Weblog

日帰り手術・・・・・・・


そう聞いて、誰もが・・・
「そのまま帰れるということは、チョロイってことだよな~」


そう思うのが普通でしょ。
勿論、オレ様も手術後は、どこで外食しようか頭がいっぱいで、日曜はビーツのライブに行って、月曜は買い物に行って・・・



もう三連休の予定が、決まっていた。
せっかくの休日、ダラダラやっていたんでは男が廃る。



気になるのは
手術代金ぐらい・・・・
まあ、聞けば2~3万だというし、値段から考えても大したこと無いと考えるのが、やっぱり自然。



セコイながらも、契約している生命保険は、日帰り手術や日帰り入院が、保障対象外なんだよな・・・・・と思いながら店内へ(店内はヘンか・・・・)



そこで
指定時間に、病院の受付にいくのだが・・・・
「えっ、お一人ですか?付き添いの方は??」



「はぃぃ?特に何も聞いてないんで・・・はい、普通にクルマで来ましたけど?」



サンダルでペタペタ歩いてきたオレに対して、



「(なめんなよ)・・・・」と言わんばかりで
神妙な顔立ちの看護婦さん。



ここは、美人の看護婦さんを揃えていながら、普通に手術スタッフやレントゲン技師も対応出来る、なんとも密度の濃い町医者。
(ここの女性スタッフは、天が二物を与えた人たちと言うことだなー)



先生も術者も質が濃いということだと、感心していた。
案外、美人の女性スタッフも、患者らにも手厳しい。
(オレが悪いんだろうな)



”日帰り手術について”というマニュアルは、よく読んだつもりだったのだが、あきれ顔で、再度の説明をしてくれた(笑)。



それでいて、オレの嫌いなギャー助クンも多く来院する病院だ。


手術室に通されたオレだったが、あいかわらず、ギャー助クンやギャー子サンが、多数来院しているようだ。


王子様達の悲鳴も聞こえる病院。
子供から、難易度の高いことまで対応する町医者・・・・


さがしてもそう無いだろうな・・・・
手術室内まで、悲鳴は聞こえる病院なんてね・・・・
ベッドで横たわるオレが、天井を見つめながら、そんなことを考えていた。



鼻に詰めた麻酔が、前歯までビンビンに効いた頃、手術が開始された。



「nobizouサン、あなたの鼻は、鼻茸モリモリだねー♪」


やりがいがあるということなのか?
CTの結果を見ながら、ニコニコしながら、術者は痛み止めを鼻奥に打つ。


一本
二本
三本


あっという間に三本。
しかも、麻酔前の麻酔が効いているので感覚がないのだが、痛み止めがノドに全て流れてくる。


異常なまでの心拍数増加。



「あああああ・・・・」
(あ、死にそうだ、息が出来ない・・・・っ)



術者は、
「心拍数が上がりますからねー、深呼吸して下さいー」


手術自体は、この痛み止めの副作用に、心臓が耐えられるかがポイントのようだ。


その後は、鼻骨にこびりついている鼻茸やポリープ、ポリープの子供を、メスや鉗子で削り取るのだ。



「ガリガリっ、ゴリゴリっ」
親知らずを抜いたことある人なら、分かるかも知れないが、脳に響く衝撃は、それ以上だ。



掘削作業が奥へ進む前に、痛み止めを打つ・・・



ゴリゴリっ



最終的には、目の直下にあるスポットに膿があるらしいのだが、コレらを吸い取って、再発防止策を講じて、蓄膿自体の手術は終了する。



しかし、問題は、後始末。



内視鏡で見える、ポリープのタマゴは、鉗子で削る。
奥の方から、再発防止を改めて講じていくのだが・・・



ここから、一番つらかった。
ここまで50分の手術だったが、のこりの10分は、麻酔が切れて痛み止めも切れている状態で、続けられる。



鉗子の動きが、直接痛みの信号に変わってきた。
懸命に耐える。



痛い痛いと思っていると
鼻の奥からガーゼを詰める。



詰める詰める・・・・
油ガーゼをドンドン詰める。



鼻がパンパンになったところで、手術終了。



「終わったか・・・・」
もう半失神だ。患部が痛すぎる・・・・・
術後の血圧が、200ぐらいまであがってしまい、安静化。



猛烈な頭痛と、術後の激痛が走る・・・・



「こんなつらいんじゃ、左はやりたくないなー」



もんどりうっているオレが思ったことは、そればかり。
見かねた看護婦が、頓服を煎じてくれたものの、血圧は下がらない。



手術の内容を写真や取り出したポリープを見せてくれながら、説明してくれるのだが、結構ヘビーな手術だったことはなんとなく分かった。


気づくと病院内は閑散としていた。
どうやら、残った看護婦たちは、オレ待ちの雰囲気。


オレも早く帰りたい。
女性スタッフも早く帰りたい・・・・


そこでオレは、
「先に、会計しましょうかー」
と、スタッフに声をかける。


「あ、そうですねー、じゃーお願いします」


これは、ナイスな機転だったようだ。
隣接する調剤薬局も閉まってしまいそうだったからだ。


「では、nobizou様、50000円になります」
(金額は、不確定で、こんなキリのいい数字ではない)



・・・・・ナヌ・・・・・足りん・・・・・・・持ち合わせがないんで、今度来るときに・・・・」
なんとカッコ悪いのだろうか。


気をつかった作戦が裏目。
しかも、2、3万と聞いていたのに、倍じゃないのぉぉ~~



実は、5万弱用意していたのだが、僅かに足りなかったのだ。



保険証を取り上げられたあげく、調剤薬局で支払いをすると、術者から電話が。


「nobizouサン、家まで帰れるの?そんな血圧じゃ、電車でも無理だよ、乗っけてくよ~~」


「いや、ほんとに恐れ多いので、なんとか帰りますから」
執拗に恐縮しながら断るのだが、看護婦さんと女性スタッフに押し込まれるように、手術医師の自家用車へ・・・・



「・・・・・・すんません」



何事も日帰り手術をナメすぎていたオレ。


手術医師が、自ら患者を自宅に送り届けるとは、異例中の異例のことだろう。
もしかしたら、オレが、カネがないカスカス野郎だと読んでいたのかも知れない。



血圧や心拍数、海綿体だけは、自分の意志でコントロール出来ないところ。
10/11をもって、禁煙宣言。



少しは、血圧も下がりやすくなるだろうと期待したい・・・・

コメント
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