犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】「軍事力」「経済力」「宗教(力」「文化力」

2024年06月19日 | 日々是好日なり
 様々な人々が寄り集まっているこの世界を治めようとすると、まず、考えられるのが、
「軍事力」(力で屈服させる)、スーパーパワーのアメリカがナンバーワン。
 ソ連を排除し、一時は敵なしだったが、チャイナなどの勢力が台頭してその力が怪しくなってきた。
 イラン、ロシア、それに鉄砲玉の北朝鮮ものしてきた。
 「軍事力」で世界を治めることが困難になってきた。

 軍事力でないとすると、 
「経済力」(金の力にものをいわせる)である。
 アメリカが圧倒していたが、これもチャイナが台頭、原油や天然ガスなどの資源国の経済力も侮れない。
 さらに、自由にモノ、ヒト、カネが行き来するグローバルな世界、多くの国々の経済が同時に発展する。
 そう考えると、一国だけがスーパー経済大国になって世界の国々を牛耳ることはできない相談だ。

 では、
 「宗教(力)」(神の教えでしばる)、
 神が教えるとおりにしなさいと命じて治まった時代もあった。
 一神教で排他的でもあったせいか、キリスト教もイスラム教も世界の国々を円満に治めることができなかった。
 
 そこで、
 「文化力」(知恵/叡智で救い上げる)が注目されている。
 文化は、言語、哲学、芸術、芸能、科学、技術、宗教も含めてもいい、などを統合したもの、概念とすると、
 日本の得意とするところだ。
 
 日本文化の特徴をいくつか挙げてみた、
 ①自然との調和。自然とのかかわり合いが、調和・融合・崇敬であり、四季を明瞭に感じ、感情表現が豊かである。
 ②永続的な国造り。神話で語り始めて約二千年、今にまで続いている。その前に、一万年以上の縄文の世界があり、日本文化の下地作りの期間があった。
 ③安定した道徳/倫理社会。日本列島と言う孤立した地域であり、人々の移動が緩やかで安定していて、地縁も大切にするが、代々のつながり、血縁も大切にし、資産も受け継ぐが負の遺産も受け継ぐことになるので、将来のことも配慮して慎重な人間関係をもつ社会となった。
 ④歴史的遺産の相続。例えば、数百年以上の歴史を持つ、神社仏閣がそれぞれ約8万社、約8万寺がある。土地の人達が負担し、守り続けている。
 ⑤寛容な宗教。神道と仏教が主でいずれも寛容。神は土地(集団)の神様であり、仏は個人を救うための個人宗教。無理に超自然的な神を創らず、祖先を崇敬し、祖先を神様として祀る。御霊信仰(身体は滅びても霊は残り、先祖の御霊と集合する)と祖先信仰(個々人が先祖のつながりで認識する)の組み合わせ。

世界を救う力になるか!?

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