観測雨量を貯留関数法に代入して求めた非毎年最大流量による犀川大橋基準点の流量確率評価について
辰巳ダム裁判において、過去57年間の降雨データを貯留関数法に代入して求めたピーク流量の一覧が「主要地点における最大流量」(乙第30号証)として提出された。1942年から1998年までの57年間で規模の大きい75降雨について、引き伸ばし率1.0、飽和雨量Rsa=0mm、つまり、地表面が飽和状態で浸透、蒸発量がゼロと仮定して降った雨の全量が流出するものとして計算したピーク流量一覧表である。
この表の犀川大橋地点流量を用いて、以下に流量確率評価を行った。
詳細は、「流量確率評価 その5 観測雨量による犀川大橋基準点の流量確率評価について」を参照のこと。
犀川大橋基準点の100年確率流量値は、964m3/秒。
平成15年(2003)の犀川水系河川整備検討委員会で基本高水ピーク流量を検証できた!
辻本名古屋大学教授は「犀川基本高水ピーク流量への意見聴取への回答」(北陸地方整備局)の中で「(平成15年に開催されている)犀川水系河川整備検討委員会の河川計画専門部会で(中略)(基本高水ピーク流量の検証は)基本方針流量観測資料の不備などからそれが不能であると説明を受けた」としている。
石川県は、その時点(2003)で、1998以前のデータである乙第30号証を作成していた、あるいは作成していなくとも作成できたので、石川県担当者は辻本教授に虚偽の説明をしていたということである。
雨量観測記録による流量確率評価は検証にならないと佐合証人が陳述!
実測雨量から貯留関数法で求めた流量データを使って、流量確率評価をすることについて、「雨量から求めた流量データでは、もとは同じ雨だから、それによって検証したことにならない。」(辰巳ダム裁判の佐合証人)と陳述した。つまり、100年確率値に至るルートが異なるが、同じ雨量データであるので当然、同じ結果となると証言している。ところが、解析の結果、同じ雨量データを用いて計算した結果、100年確率値は964㎥/秒となった。一方、石川県の主張する100年確率値は1741㎥/sであり、全く異なる数値となった。
辰巳ダム裁判において、過去57年間の降雨データを貯留関数法に代入して求めたピーク流量の一覧が「主要地点における最大流量」(乙第30号証)として提出された。1942年から1998年までの57年間で規模の大きい75降雨について、引き伸ばし率1.0、飽和雨量Rsa=0mm、つまり、地表面が飽和状態で浸透、蒸発量がゼロと仮定して降った雨の全量が流出するものとして計算したピーク流量一覧表である。
この表の犀川大橋地点流量を用いて、以下に流量確率評価を行った。
詳細は、「流量確率評価 その5 観測雨量による犀川大橋基準点の流量確率評価について」を参照のこと。
犀川大橋基準点の100年確率流量値は、964m3/秒。
平成15年(2003)の犀川水系河川整備検討委員会で基本高水ピーク流量を検証できた!
辻本名古屋大学教授は「犀川基本高水ピーク流量への意見聴取への回答」(北陸地方整備局)の中で「(平成15年に開催されている)犀川水系河川整備検討委員会の河川計画専門部会で(中略)(基本高水ピーク流量の検証は)基本方針流量観測資料の不備などからそれが不能であると説明を受けた」としている。
石川県は、その時点(2003)で、1998以前のデータである乙第30号証を作成していた、あるいは作成していなくとも作成できたので、石川県担当者は辻本教授に虚偽の説明をしていたということである。
雨量観測記録による流量確率評価は検証にならないと佐合証人が陳述!
実測雨量から貯留関数法で求めた流量データを使って、流量確率評価をすることについて、「雨量から求めた流量データでは、もとは同じ雨だから、それによって検証したことにならない。」(辰巳ダム裁判の佐合証人)と陳述した。つまり、100年確率値に至るルートが異なるが、同じ雨量データであるので当然、同じ結果となると証言している。ところが、解析の結果、同じ雨量データを用いて計算した結果、100年確率値は964㎥/秒となった。一方、石川県の主張する100年確率値は1741㎥/sであり、全く異なる数値となった。