犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

辰巳ダム裁判>最高裁で(受理/不受理の)審査の継続中

2016年08月20日 | 辰巳ダム裁判
辰巳ダム裁判の上告は、以下の経過をたどって上告中です。

平成27年11月9日(2015)高裁の判決言い渡し
平成27年11月20日(2015)最高裁判所へ上告、代理人を通じて「上告状兼上告受理の申立書」を高等裁判所へ提出し、最高裁判所へ上告するための手続き
平成27年12月1日(2015) 高等裁判所から、「上告提起通知書」、「上告受理申し立て通知書」が届く。
平成28年1月19日(2016)上告受理申立理由書を提出。

1月に最高裁へ「上告受理申立理由書」を提出した後、すでに半年以上の時間が経過して通知がないため、審査状況を確認のため、文書を提出した窓口の名古屋高等裁判所金沢支部を訪ねた。事務局の方に尋ねたところ、「(上告の経過や受理/不受理の通知は)高裁へ連絡が来ることはないので直接に最高裁に確認してください」との返事があった。そこで、先日(17日)、最高裁へ確認したところ、「審査の継続中である、いつ審査が終わるかはいえない」とのことであった。

憲法違反、判例違反などに該当しなければ不受理となるらしい。九割方、受理してもらえないらしいが。
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辰巳ダム裁判>辰巳ダム裁判

2016年08月01日 | 辰巳ダム裁判
ところで、都知事選は、小池百合子の圧勝に終わった。
組織票だけを考えれば、野党4党で300百万票弱、自民公明で300百万票弱で自民党が割れたのだから、野党4党が公認した鳥越候補が圧勝するはずだったが。鳥越候補は、党綱領が全く異なる政党の共闘の上、候補者本人の体力、知力、政策発信力、人間性のいずれも疑問符が付いて自滅した。増田候補は、担がれた御輿でいかにも大組織のリーダーとしてもう一つ魅力的でない上に、自民党都連の利権構造が暴かれたことも足を引っ張った。小池候補は、女は度胸で、カリスマ性もあって、大組織を率いることができそうだと判断されたようだ。

また、戦争法反対とか主張していた「シールズ」という変で中途半端なグループも都知事選に紛れ込んでいたが、影が薄く静かになった。60年安保闘争のときの学生運動にのめり込んだ連中はよくも悪くも人生を賭けているような真剣さがあったが。

初夏の熱い戦いも終わった。
辰巳ダム裁判の終結に向けて対処しないといけないが、裁判文書と資料の山に年ごとに積み上がる辰巳ダム関連の情報公開資料を抱えて、格闘しないと。暑い~~

改めて、辰巳ダム裁判とは
「基本高水」と「地すべり」が主な争点。
 平成19年11月の土地収用法による国(北陸地方整備局)の事業認定処分の取消を求める事業認定処分取消訴訟で、平成20年5月に金沢地方裁判所へ提訴、一審敗訴を受けて平成26年6月に名古屋高等裁判所へ控訴、二審敗訴を受けて、平成28年1月に最高裁へ上告した。
 
類似の裁判として、八ッ場ダム裁判、浅川ダム裁判などがある。
八ッ場ダム裁判は、
 辰巳ダムと同様に、「基本高水」が争点。
八ッ場ダム(群馬県長野原町)建設を巡る公金支出差し止め訴訟で、一都五県の住民が2004年に提訴した6件について、2015年9月、最高裁は原告側の上告を全て棄却した。

浅川ダム裁判は、
 辰巳ダムと同様に、「基本高水」と「地すべり」が争点。
 基本高水が過大でダム建設は不要であり、貯水池は地すべりの危険があるとして、住民がダム建設は無駄な公金の支出差し止めを求めた訴訟で、昨年4月24日、長野地裁の判決言い渡しがあった。原告の請求が棄却されたが、住民はこれを不服として5月1日に東京高裁に控訴した。訴訟継続中である。
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