新潟大学O先生は、台風の豪雨と前線性の雨を同じものとして解析するのは、味噌と糞と一緒くたにして同じ鍋に入れて料理をするようなものだ(^_^;)と批判をされていました。
いずれも大きな出水となるが、異なる性質のものである。
台風の雨は、強い雨が降るが移動するので短時間でおわる。
停滞する前線性の雨は、弱い雨だが広い範囲で長時間続く。
同じ雨でも(例えば48時間雨量)、懸案地点のピークの流出量は、台風時は大きく、前線性の雨では比較的小さい。
これらを一緒にして、流出解析モデルが作られている。
その結果、どうなるかというと
辰巳ダム計画の例では、
前線性の雨のデータは多いので、これらのデータとして用いてモデルの係数あるいは降雨継続時間などの数値が決まる。このモデルで計算した結果、台風のケースを挿入すると、異常に大きい数値となり、異常値として捨てられた。犀川のケース(辰巳ダム計画)では、主要な洪水のケースはすべて異常値として棄却された。
にもかかわらず、このようなことが改まらないのはつぎのような理由からである。
違いがあるとはいえ、種々の雨を総合的に取り扱うことに合理性がないとはいえないので分けないで取り扱うことが一般的に行われている。合理性がないと断定することはできない、つまり全否定することはできない、なにがしか合理性がある、合理性があるとして取り扱うことにする。
いまどきの考え方である。
いずれも大きな出水となるが、異なる性質のものである。
台風の雨は、強い雨が降るが移動するので短時間でおわる。
停滞する前線性の雨は、弱い雨だが広い範囲で長時間続く。
同じ雨でも(例えば48時間雨量)、懸案地点のピークの流出量は、台風時は大きく、前線性の雨では比較的小さい。
これらを一緒にして、流出解析モデルが作られている。
その結果、どうなるかというと
辰巳ダム計画の例では、
前線性の雨のデータは多いので、これらのデータとして用いてモデルの係数あるいは降雨継続時間などの数値が決まる。このモデルで計算した結果、台風のケースを挿入すると、異常に大きい数値となり、異常値として捨てられた。犀川のケース(辰巳ダム計画)では、主要な洪水のケースはすべて異常値として棄却された。
にもかかわらず、このようなことが改まらないのはつぎのような理由からである。
違いがあるとはいえ、種々の雨を総合的に取り扱うことに合理性がないとはいえないので分けないで取り扱うことが一般的に行われている。合理性がないと断定することはできない、つまり全否定することはできない、なにがしか合理性がある、合理性があるとして取り扱うことにする。
いまどきの考え方である。