犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

辰巳ダム>辰巳ダム現場の状況(2018年9月13日)その3

2018年09月15日 | 辰巳ダム
(下段常用洪水吐きの状況)
 写真に見るように、大量の流木が堆積している。続いて大きな出水があると閉塞が積み重なって支障がでそうだ。
水の流れの様子を見る限りは、障害になってはいないようだが。
 穴の途中で水位を計測して流量を算出しているが、水流が乱れて精度に影響がでるだろう。
 いずれにしても、閉塞物を早々に除去するべきだろう。




(低水放流設備の穴も詰まっている)
 こちらも同様である。


(タヌキも穴の様子を見に来たらしい)
 これが、タヌキの足跡。
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辰巳ダム>辰巳ダム現場の状況(2018年9月13日)その2

2018年09月14日 | 辰巳ダム
(ダム湖の中流の農作業用道路の簡易橋の状況)
 瀬領集落と鴛原集落を連絡する農作業用の道路があるが、前年の11月の状態とかわらず、損壊されたまま、放置されている。
 たまたま、集落の人に話を聞くことができた。農作業用の橋は壊れて使えないが不便ではないかと話を向けると、「ダム湖の底の田畑は県に売り渡して耕作していないので道路は使っていない。ダムを管理している県の人は、ダムの管理に支障はないから、橋は直さないといっている。」とのことであった。
 農作業に必要なく、ダム管理に必要ないということになると、何のためにこの道路は造ったのか不明だ。誰も彼も無責任の極みである。
 無駄なものを造った上に、この残骸を放置したままにしておくのか。




 もう、一つ、変なことを見つけた。
 農道の簡易橋へ下りていく道(コンクリート)は、倒木や竹や雑草で覆われて通行できなくなっている。が、その道に面して、平坦なところがあり、ここのかなり広いとこを草刈りがされている。前出の集落の人の話では、県に委託された業者が草刈りをしたらしい。耕作するためではないという。なぜか? 他にもダム湖の中で何カ所か、平坦なところを草刈りがなされている。ボランティアではない。県の費用を使って業者が作業をしている。いずれ、県へ確認したい。



 写真の左側の広い、平坦なところ草刈りされている。耕作するためではない。ダム貯水池満水位の下にあたる土地の全体ではなく、ところどころが何のためか草刈りされている? むしろ、農道の倒木や雑草を取り除いてもらいたいところだ。
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辰巳ダム>辰巳ダム現場の状況(2018年9月13日)その1

2018年09月13日 | 辰巳ダム
 7月の初めの豪雨があり、9月の初めに3回にわたり強い雨があった。
 辰巳ダム地点で、
7月5日、167m3/秒(正時)、
9月1日、45 m3/秒(正時)、
9月5日、65 m3/秒(正時)、
9月9日に71 m3/秒(正時)
 の出水があった。

 ちなみに、辰巳ダムの計画高水流量600m3/秒、洪水量80m3/秒、
 平成24年6月に供用開始して以来の最大の出水は、
(平成29年10月23日台風21号)Qmax=312.97m3/秒
 つぎは、
(平成25年7月29日梅雨前線)Qmax=190m3/秒、
(平成29年8月8日台風5号)Qmax=172.58m3/秒。

 13日の午後2時から3時頃、現場を見てきた。
 石川県河川総合情報システムの「ダム情報」によれば、
 時刻15:00、貯水位98.29、流入量6.34、放流量6.37、貯水量16(千m3)。

(ダム湖最上流の流木捕捉工の様子)
 流木がかなり、補足されてはいるが、昨年11月12日の写真と比較すると幾分、少ない。今年になって(委託業者が)撤去したのだろうが、7月の出水であらたに補足されたものだろう。昨年の様子と違うのは、水流が中央に寄り、格子型スリットの基礎コンクリートが無い隙間のところを流れている。洗掘されて河床が50~60センチ低下した。その結果、同じだけ、左岸側の基礎コンクリートがむき出しになった。


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