キリスト教の場合は、人が生まれながらに持っている原罪を払うためにお祓い(禊ぎ行為)を行うようだが、
日本列島の人々は、人が生きて活動しているうちに止む得ず犯した罪や穢れを取り除き清めるためにお祓いを行う。
お祓いの神事の始まりは、イザナギが黄泉の国から戻って身についた穢れを阿波岐原(あわきはら)ですすいだことから。※
6月30日と12月大晦日の年に2回、お祓いで罪穢れを払うことになっているが、なぜ2回かよくわからない。
多分、もとは1年間で溜まったものを払っていたのではないか。
表年と裏年が交互にあると考えれば、現在の1年12カ月ではなく、1年6カ月だった。※2
つまり、1年に1回、1年間の罪穢れを払うためにお祓いをした。
罪穢れとは、大祓詞によれば、①天津罪(あまつつみ)、②国津罪(くにつつみ)、③許許太久(ここだく) の罪。
①天津罪(あまつつみ):共同体の農耕を妨害する行為、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が神話において犯した罪とも。
②国津罪(くにつつみ):近親相姦、害虫、雷などの自然の災い、人を傷つけるなど社会の秩序を乱す行為の罪。
③許許太久(ここだく) の罪:よくわからない?
古代人の罪穢れの意識から、
①稲作が最も重要視されていたことがよくわかる。
②当時から、害虫に悩まされていたか。
③イザナギ、イザナミは兄弟婚であるが、近親相姦の危険性を認識していた。※3
④人類の人口減少の大きい要因は、飢餓、疫病、戦争であるが、当地では、疫病、戦争の恐れは小さかったか。
※ 「筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(おど)の阿波岐原(あわきはら)」
※2 表年(冬至➡夏至、日照時間が長くなり、活力が旺盛になる)
裏年(夏至➡冬至、日照時間が短くなり、活力が減退する)
※3 蛭子(ひるこ)日本神話で、伊弉諾 (いざなぎ) ・伊弉冉 (いざなみ) 二神の間に生まれた第一の子。 3歳になっても足がたたないので舟に乗せて海に流したという。
近親相姦の弊害:(Webより)近親交配を繰り返した場合、劣性遺伝のため発現していない、生存に不利な遺伝子が顕在化しやすく、遺伝性疾患が発生しやすくなる(近交退化、または雑種強勢の対語的に近親弱勢)。 また、遺伝的多様性の低下原因となり、伝染性の病気などへの耐性が低くなる。
日本列島の人々は、人が生きて活動しているうちに止む得ず犯した罪や穢れを取り除き清めるためにお祓いを行う。
お祓いの神事の始まりは、イザナギが黄泉の国から戻って身についた穢れを阿波岐原(あわきはら)ですすいだことから。※
6月30日と12月大晦日の年に2回、お祓いで罪穢れを払うことになっているが、なぜ2回かよくわからない。
多分、もとは1年間で溜まったものを払っていたのではないか。
表年と裏年が交互にあると考えれば、現在の1年12カ月ではなく、1年6カ月だった。※2
つまり、1年に1回、1年間の罪穢れを払うためにお祓いをした。
罪穢れとは、大祓詞によれば、①天津罪(あまつつみ)、②国津罪(くにつつみ)、③許許太久(ここだく) の罪。
①天津罪(あまつつみ):共同体の農耕を妨害する行為、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が神話において犯した罪とも。
②国津罪(くにつつみ):近親相姦、害虫、雷などの自然の災い、人を傷つけるなど社会の秩序を乱す行為の罪。
③許許太久(ここだく) の罪:よくわからない?
古代人の罪穢れの意識から、
①稲作が最も重要視されていたことがよくわかる。
②当時から、害虫に悩まされていたか。
③イザナギ、イザナミは兄弟婚であるが、近親相姦の危険性を認識していた。※3
④人類の人口減少の大きい要因は、飢餓、疫病、戦争であるが、当地では、疫病、戦争の恐れは小さかったか。
※ 「筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(おど)の阿波岐原(あわきはら)」
※2 表年(冬至➡夏至、日照時間が長くなり、活力が旺盛になる)
裏年(夏至➡冬至、日照時間が短くなり、活力が減退する)
※3 蛭子(ひるこ)日本神話で、伊弉諾 (いざなぎ) ・伊弉冉 (いざなみ) 二神の間に生まれた第一の子。 3歳になっても足がたたないので舟に乗せて海に流したという。
近親相姦の弊害:(Webより)近親交配を繰り返した場合、劣性遺伝のため発現していない、生存に不利な遺伝子が顕在化しやすく、遺伝性疾患が発生しやすくなる(近交退化、または雑種強勢の対語的に近親弱勢)。 また、遺伝的多様性の低下原因となり、伝染性の病気などへの耐性が低くなる。