犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】わが国造り

2024年06月20日 | 日々是好日なり
人類の敵は、何といっても、戦争、疫病、飢餓だ。
一機に人がいなくなり、絶滅の危機に直面する。
日本列島では、これをどう乗り切ることにしたのか。

①戦争
 日本列島では、縄文の昔から、争いの痕跡が少なかった。
 話し合いで片が付いて国譲りがおこなわれた。
 それでも、「おれが、俺が」という輩が出てきて、争いが起きることを見越して、おおきみ(大王)を決めて、この血縁をもって皇統とし、代々受け継ぐことにした。
 権威で人々を治める。
 能力のあるもの、力のあるものを権威としない、皇統で決めることにしたので、争いの起きようがなくなる。

②疫病
 人知の及ぶところではなかったので、神様に頼るしかなかった。
 祈祷、呪術、、、人々が直接、神を祀っても効き目が薄い。
 おおきみ(大王)には、身を清め、節制していただいて、神との人々との仲介役の大神主として神を祀っていただくことにした。

③飢餓
 日本列島では、食が豊富であるものの、安定して収穫が出来て年間を通じて保存できるものとして、稲作を取り入れることにした。


わが国造りの基本は、日本書紀にある。
 天照大御神が邇邇芸命に授けた三大神勅。※
 ①アマツヒツギの「天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅」※2
 ②「宝鏡奉斎(ほうきょうほうさい)の神勅」※3
 ③「斎庭稲穂(ゆにわのいなほ)の神勅」※4

※神勅(しんちょく):アマテラスオオミカミの命でニニギノミコトが高天原から地上に降り、この地上世界を治めるにあたり、アマテラスが与えた三つの言葉。
※2:アマテラスの子孫である天皇が未来永劫、続けること
※3:アマテラスから与えられた鏡を見て自己反省の糧とすること
※4:稲の栽培を行い、これを食料として民を養うこと

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