辰巳ダムの帰りに、「末浄水場」に寄ってきた。
元上下水道技術者として、案内板を見かけると気にかかるので通り過ぎるわけにもいかない。
この浄水場の特徴は、その浄水方式にある。
二つの方式を採用しており、注目すべき方式は、
「緩速ろ過」といって砂のろ過層の上に繁殖させた生物膜で雑菌を取り除くというもので一見、原始的な方法であるが、自然の浄化力を利用した、優れものの浄水法である。
ろ過のために薬品を使用しないので水質は極上である。
だが、広い面積が必要であり、砂の管理が容易ではないので都市の浄水場では採用されなくなった方式である。
多くの都市で採用されている「急速ろ過」は、「緩速ろ過」方式の30分の1ほどの広さで済む。
稼働しているかどうか確めてきた。
係りの方の説明によれば、稼働を続けていますとのことだった。
日量4万トンの能力であるが、急速ろ過施設の能力を優先し、不足を補う形で運用しているとのこと。
はっきり教えてもらえなかったが、平均的に日量1~2万トンくらいで、今日はどうも稼働していないようだった。
冬は上水供給量が少ない。
国の登録有形文化財にも登録されている上、金沢市の浄水場の金看板ともなっている貴重な施設ともなっている。
写真を一枚、撮ってきた。
元上下水道技術者として、案内板を見かけると気にかかるので通り過ぎるわけにもいかない。
この浄水場の特徴は、その浄水方式にある。
二つの方式を採用しており、注目すべき方式は、
「緩速ろ過」といって砂のろ過層の上に繁殖させた生物膜で雑菌を取り除くというもので一見、原始的な方法であるが、自然の浄化力を利用した、優れものの浄水法である。
ろ過のために薬品を使用しないので水質は極上である。
だが、広い面積が必要であり、砂の管理が容易ではないので都市の浄水場では採用されなくなった方式である。
多くの都市で採用されている「急速ろ過」は、「緩速ろ過」方式の30分の1ほどの広さで済む。
稼働しているかどうか確めてきた。
係りの方の説明によれば、稼働を続けていますとのことだった。
日量4万トンの能力であるが、急速ろ過施設の能力を優先し、不足を補う形で運用しているとのこと。
はっきり教えてもらえなかったが、平均的に日量1~2万トンくらいで、今日はどうも稼働していないようだった。
冬は上水供給量が少ない。
国の登録有形文化財にも登録されている上、金沢市の浄水場の金看板ともなっている貴重な施設ともなっている。
写真を一枚、撮ってきた。