犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】良きにつけ悪しきにつけ「和の社会」

2023年01月31日 | 日々是好日なり
 今は昔、ホリエモン事件があった。
 検察のトップが、「濡れ手で粟のカネもうけをしているやつがいる」懲らしめなけばならないとホリエモンを捕まえて投獄した。
 だが、検察というのは、法律による機関で、道徳で罰する機関ではないだろう!
 ?という話だった。

 先日、「ひろゆき」がこの件について憤っていた。
 「同じようなことをやっていた者を捕まえないで、ホリエモンだけを捕まえ、6年間の裁判の末、無罪か」

 出る杭は打たれる、
 やっかみ、妬み嫉み社会である。
 宝くじ当選者は秘せられる。
 成功しすぎると足を引っ張られる社会である。

 当の奥能登でも同じ話をよく聞く。
 よそ者が当地に現れて短時間で成功しすぎると足を引っ張られ嫌がらせをうけて仕舞いには追い出される。

 ではあるが、何事にも裏表がある。
 当地では、よそ者にも親切で助けてくれる相互扶助社会である。
 弱者に優しく、脱落者でもみんなで協力して助ける。
 何につけても奉仕活動をいとわない。
 良きにつけ悪しきにつけ保守的で肯定的で変化を望まない。

 そして、祖先が築いてきた社会を大切にする。
 その土台でのものの上での活動である。
 現在の人が活動できるのはその祖先が築いてきた、確たる土台があってこそである。
 よそ者が当地で成功できたとすれば、その土台があったからこそで、これを忘れてはいけないというだろう。

 日本列島は、「和の社会」。
 和の社会を乱す行為は排除される。
 いい事も悪い事も和を乱す行為と見なされると排除の力が働くのだろう。

 これに対比されるのは、「一人勝ち社会」、「横取り社会」である。
 活力があるかもしれないが、脱落者も多くなる。
 隣の大陸社会も西欧社会はこれだ。
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【日々是好日なり】断水騒ぎで

2023年01月30日 | 日々是好日なり
 石川県の主に能登地方で1万軒以上の断水が起きて全国ニュースになった。
 水道管の凍結によるもので真冬日が続いたりすると偶に発生する。
 能登地方は、長野地方などと違って比較的温暖で水道施設に対する備えもゆるい。
 水道本管から宅地内へ引き込む水道管の埋設深さも浅く凍結しやすく、引き込み管の材質が塩ビのため凍結した水の膨張圧力でひび割れる。
 当町では、近くの旅館で水道管が破裂して部屋が水浸しになり、新年会が中止になってしまった。

 水道管は夜間に凍結することがおおい。
 昼は水を使用するので水が動き凍結しにくい。
 多分、
 水の移動させるエネルギーが水分子をランダムに活動することで消費され熱に変わるからか(@_@)

 自然界でも。
 周囲の樹木が雪で覆われるが、気がつくと樹木の周りから徐々に雪が消えていく。
 樹木の生命活動で体内の水が動き、これが表面の雪を解かすのだろう。
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【日々是好日なり】理想主義(アイディアリズム)と現実主義(リアリズム)【3】

2023年01月29日 | 日々是好日なり
 理想主義の究極はなんといっても一神教。
 世の中の人々を救う救世主は誰それとか。
 教えはわからないが、神様は唯一でこの唯一の神以外は偽者とする教えであることは間違いない。
 
 人々を救うと称してこれを手段として地球の隅々までも浸透する。
 教科書では聖人のように扱われているフランシスコ・ザビエルなどは典型例で植民帝国の手先。
 わが国もその歯牙にかかりそうになったが、賢明な祖先の人たちがいて追い出した。
 
 理想主義は油断ならない。

 日本列島と言えば、現実主義だろう。
 多神教でどんな神様でも寛容に受け入れる。
 神様が一つなんていうのは作り話だ、神道の自然信仰・祖先信仰、いずれも無理がない。

 現実主義で国づくりも行ってきた。
 「国譲り神話」など典型である。
 まあまあ、話し合いで解決しましょうと。
 ヤマト王権側が三度も使者を送って外交交渉し、少しの実力行使もあったようだがついに和議で屈服させた。
 これで仲良く、和をもって治まった。
(おわり)
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【日々是好日なり】理想主義(アイディアリズム)と現実主義(リアリズム)【2】

2023年01月28日 | 日々是好日なり
 地球規模で、
 SDGs(持続可能な開発目標)の目標を達成
 ということに同意しないものはいない。
 持続出来ないことを続けていくことはできない。
 あたり前田のクラッカーだが、その議論の結論?
 
 気候変動対策(脱炭素社会実現)のために、
 → 温暖化ガスを排出するエンジン車はダメ →電気自動車EV100%
 → 石油、石炭などの有限な資源による発電はダメ →再生可能エネルギー100%
 → 牛肉は止めて、昆虫食
 などもある。
 だいたいにおいてこんな目標は極端。
 何事も100%というのはあり得ない。
 唯一神と同じで、作り事、嘘話のたぐいである。
 と考える(-_-;)

 こう断言する根拠の一つは、
 当方が下水道技術者だった経験から。
 汚水の処理のための処理場では莫大なエネルギーを使用する、ある町のエネルギー使用量の1割を消費などという事例もあったくらい。
 人工のエネルギーを投入しないで処理する方法がある。
 「ナチュラルシステム(自然浄化法)」あるいは「ラグーンシステム(注:ラグーンは潟)」と呼ばれる。
 密度の小さい自然エネルギーによるので面積が必要。 
 100人分→1ヘクタール、1万人分→100ヘクタール、10万人分→1000ヘクタール
 といった具合。
 太陽光だけのエネルギーで処理するためには、これくらいの面積が必要、しかも、冬期はお休み。

 石川県の人口が100万人強であるが、100分の1の1万人程度であれば可能かな。
 自然のエネルギー密度はこの程度である。
 太陽光、風力発電などこの程度のことだろうと推測する。
 再生可能エネルギーだけというのは嘘。
 これが理想主義!
(つづく)
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【日々是好日なり】理想主義(アイディアリズム)と現実主義(リアリズム)【1】

2023年01月27日 | 日々是好日なり
 理想主義(アイディアリズム)と現実主義(リアリズム)についてまた、少し考えてみた。
 その理由は、
 世界全体で、
 SDGs(持続可能な開発目標)、脱炭素社会実現(温暖化ガスの排出抑制で気候変動を抑えること?)などの目標を設定して、
地球規模で協力して実現していきましょうという流れになっているからだ。
 一言でいうと、いわゆる「理想主義」というやつである。
 頭で考えた理想的アイディアを人々に普及させるものである。

 だいたい、「理想主義」は失敗する。
 人間を相手にする場合!
 
 その典型例が「共産主義」である。
 共産主義は、すべての人に富を平等に分配して実現するユートピアをめざす考えである。
 欲の塊であり、一人一人、考えも何もかも違うのが人間である、うまくいくわけがない。
 特に、個人主義が蔓延している今日、西欧でも以外の世界でも絶対無理だろう。

 現実の共産主義国は、人民にユートピア思想を強制した仮想ユートピア国家をつくってここから富を収奪する独裁官僚による支配となる。
 理想主義の目標を実現するのではなく、この理想主義という手段を利用する悪知恵支配者の富を実現することになっている。
 ソ連も中国も北朝鮮も見てのとおりだ。
(つづく)
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