犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】一年に表年と裏年がある!

2023年12月31日 | 日々是好日なり
(独り言)
 一日に昼と夜がある。
 一月に表月と裏月があり、
 一年に表年と裏年があってもいい。
 表月は、新月から満月に、裏月は満月から新月に、
 表年は、冬至から夏至に、裏年は夏至から冬至に。


 神代には、
 一年を二年と勘定したようだ。
 大祓で罪穢れを払うのは、六月末と十二月末で年に二回。
 とすれば、効き目が半年というのも合点がいく。
 六月末と十二月末に、旧年の分の罪穢れを祓い清めて新年を迎えるということで納得できる。


 また、昔は、一日の昼の長さは、明け六つから暮れ六つまでだが、
 実際の長さは、冬至の時期は、昼が9時間ほど、夏至では15時間ほどと長さが変わった。
 昼の時間が長くなる表年と昼の時間が短くなる裏年では、別の年として意識されても不思議ではない。


 田舎の街灯もほとんど無いところに住んでいると、
 月の明かりの変化を強く印象付けられる。
 真っ暗の新月→上弦の月→昼間のような満月→下弦の月→新月
 と一月が経過。
 昔の人々は、日と月を頼りに「こよみ」をつくった。※
 ウッドサークル、ストンサークルなどは、時、日、月、年を知るための仕掛け。
 日、月の運行をしっかり観察していると、陰陽とともに表裏を強く意識したのではないか(^^;)


※(Webより)【暦】時の流れを年・月・週・日の単位で区切り、わかりやすくした体系。
 「こよみ」の語源は「日読み(かよみ)」が定説(谷川士清『和訓栞』)。 一日・二日と正しく数えるの意。
 《名》その日に関わる祝祭・行事や節気、更には日の出・日の入り、月の満ち欠け、潮の満ち引き(に加えて日の吉凶まで)を、日を追って一覧できる形に仕立てた表や書物。


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【日々是好日なり】極東の海はいくらか波静かになった(-_-)

2023年12月30日 | 日々是好日なり
 日本列島周辺にはややこしい国が多い。
 日本国領土、尖閣諸島、北方四島、竹島を脅かす「中国」、「ロシア」、「韓国」、
 加えて、核兵器とミサイルで脅しをかける「北朝鮮」。
 戦後の軟弱外交のつけもあって鬱憤の貯まりっぱなしだった。


 ここに来て、状況が一変してきた。
 「北朝鮮」の疲弊は言うまでもないが、「中国」もコロナ明けでV字回復すると思いきや土地バブル破綻で経済破滅、「ロシア」はウクライナとの長引く戦争で国力の消耗、「韓国」も中国の経済とともに一蓮托生、道連れで沈没した。
 一方、わが国は、経済バブルの負債を解消するための30年の経済低迷期を脱し、コロナ明けを切っ掛けにもとの健康な体に回復して元気旺盛である。


 振り返れば、
 1980~90年代、日本は高度成長し、アメリカを追い抜こうかとの勢いでアメリカの対日貿易赤字が膨大に積みあがり、アメリカの怒りを買って日本が潰された。
 同じことが今起きている。
 習近平の中国が2018年、2035年には経済で超大国の米国を追い越す目標をたてて貿易強化した結果、アメリカの対中貿易赤字が膨大に積み上がり、これにトランプが怒り、中国に対する徹底的な経済制裁実施、不動産バブルも重なり、ゼロコロナ解除がきっかけとなり、中国経済は地獄へまっしぐら、今後、半世紀は経済低迷が続くだろうという予測もある。
 アメリカの怒りで中国が潰された!


 (悪の四か国)「中国」、「ロシア」、「韓国」、「北朝鮮」が潰れて、やっと日本は枕を高くして眠ることができる(^^)/
 極東の海はいくらか波静かになった(-_-)


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【日々是好日なり】さくらと稲作

2023年12月29日 | 日々是好日なり
 日本人が桜をめでるようになったのは千年ほど前、平安時代のころからといわれているが、
 稲作と大いに関係があるようだ。
 「田遊び」の様子が、当時の絵巻物に、
 満開の桜の木のもと、田植えをする早乙女、その周囲で笛や太鼓、ビンザサラなどを演奏する者が描かれている。
 冬の厳しい寒気に変わり、春の暖かな風が吹くようになると、桜の蕾が膨らみ開花する。
 これを目安に田植えを始めた(旧暦5月)
 だから、桜の木は、
「豊作をもたらす田んぼの神様が宿る木」と称されるようになったのだろう。
「さくら」という名称の由来は、
「さ」は稲の精霊、「くら」は稲の精霊が降臨する場所を指す古語で、このふたつが組み合わさって「さくら」となったという。(Webより)


 当地のご老人に聞いた。
 桜の時期(当地では5月)は、田植えが忙しくてとても桜の木の下で花見などする余裕はなかったという。
 やっぱり、桜が咲くと、田植えをしたんだ(^^;)
 
 ちなみに、
 田植えは重労働でたいへんきつい作業だったという。
 きつい「田植え作業」ではあるが、稲の束から一本ずつ丁寧に分けて田植えをするには力の優しい女性の役目になったとのこと。

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【日々是好日なり】別格の祝言能「翁(おきな)」は、

2023年12月28日 | 日々是好日なり
水田稲作の芸能が起源だった。
水田稲作の芸能は、四種あって、
「田遊び(たあそび)」、「田舞ひ(たまい)」、「田楽(でんがく)」、「囃子田(はやしだ、田囃子とも)」。※
いずれも民俗芸能として各地に伝承されているという。


「田遊び」、「田舞ひ」は、奈良時代以前と古くから続き、春、田植えの時期に豊作を祈願して行われる。
「田遊び」は民間の伝統行事として、
「田舞ひ」は宮廷の伝統行事として続いているという。


「田楽」、「囃子田」は、「田遊び」の発展形で、笛、太鼓、鉦、ささらなどの楽器で囃したてながら踊る。
「田楽」では、専門の田楽法師によって笛や太鼓、ビンザサラなどを演奏しながら踊りを演じ、都市で芸能化され、奇抜滑稽な動作や華麗な服装をもって踊り歩く集団的舞踏として流行した。田楽踊りを本芸とする田楽の劇団となる。
 一方、室町期に物まねを本芸とする猿楽の劇団も成立した。
 互いに切磋琢磨して互いの芸を取り込み、田楽踊りと物まね芸(能)の洗練に努め、中世の神社やの祭礼芸能として発展して田楽能となり、
これを観阿弥、世阿弥親子らが猿楽(「翁」+「幽玄能」+「狂言」)として完成させた。※※


※ 「遊び」は鎮魂の意味があるという。
※※ 現在、能と狂言で構成される「能楽」は江戸期までは「猿楽」と呼ばれた。


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【日々是好日なり】「田遊び」と「田舞」と「田楽」と

2023年12月27日 | 日々是好日なり
 いずれも、その年の豊作を祈願する行事。※
 田んぼで浮かれて飛び回る遊びではない(^^;)、神様に祈願する神事である。
 今も残る静岡県の例をWebで鑑賞した。
 https://www.youtube.com/watch?v=tis_9IwpEbM
 
 能楽では、能、狂言の他に、能であって能ではないといわれる別格の祝言能がある。
 これを「翁(おきな)」という。
 「翁」では、演者が、稲作の作業次第、種蒔きから稲刈りまでを模擬的に演じている。
 「翁」は、「田遊び」の素朴な演技を洗練させたものだ。
 100%、神様に五穀豊穣、国土安寧を祈願する神事である。


 能楽では、「翁」に続いて、いわゆる「能」、「狂言」が演じられる。
 「能」は、主として歴史上の人物の悲劇であり、「狂言」は、日常の庶民の喜劇である。
 観客を楽しませる芸能である。


 能楽は「翁」を通じて稲作と密接に結びつけ、単なる芸能ではないという仕掛けになっている。


※予祝行事(よしゅく‐ぎょうじ):
(Webより) その年の豊作を祈って、小正月などに秋の豊作の様子を模擬実演する呪術行事。 鍬入れ・庭田植・繭玉などの類をさしていう。

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