犀川の河川整備を考える会
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犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】昭和の日

2025年04月29日 | 日々是好日なり
 明治から年表を振り返ると、

1868 明治元年  明治維新、文明開化・富国強兵
1900 明治33年  日清戦争(94~95)と日露戦争(04~05)
1911 大正元年、明治44 明治天皇崩御
1925 昭和元年(大正15)
1945 昭和20年,明治78 大東亜戦争の終結・太平洋戦争で無条件降伏
1970~昭和45~  経済復興、世界第二位の経済大国
1989 平成元年(昭和64)  昭和天皇崩御、ベルリンの壁崩壊
2000 平成12年、昭和94、明治133 
2019 令和元年(平成31),昭和94、明治152 天皇譲位
2025 令和7年、平成37年、昭和100、明治158 昭和百年

明治158年、昭和100年は、激動の年月。
明治期は、開国後、西欧列強に飲み込まれないように必死に富国強兵に励む。
清王朝、ロマノフ王朝の衰退の時期も幸いし、両軍事大国を撃破。
あまりの圧勝に西欧列強の日本に対する警戒感が一気に高まる(アメリカのオレンジ計画)。
さらに、
大正期に起きた第一次世界大戦(1914年~1918年)で漁夫の利を得た日本は、五大国の一角を占めるまでになった。
その結果、
昭和期に入り、西欧列強との軋轢が頂点に達し、太平洋で激突。
避けられない道だったろう。
昭和百年、戦後70年、やや戦後の経済的復興は成し遂げたものの、
精神的復興はやっと緒に就いたというところか。


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【日々是好日なり】梅と藤がテーマの「能」(その2)・・・「箙(えびら)」と「藤」

2025年04月28日 | 日々是好日なり
 いずれも春の花を取り上げ、風雅の心を主題としているが、
 内容は正反対。
「箙」は、
 梅の一枝を笠印として箙に挿して源平の戦いで功績をあげた源氏側の武者である梶原源太景李(かじわらのげんだかげすえ)が主役の謡物。
 白刃を打ち合い骨を砕き、戦場の川が血で染まる陰惨な戦いを扱う修羅物。
 修羅物の主人公は、殺人の罪を免れず、容易には成仏できない。
 魂はこの世に残り、苦患(くげん)の苦しみに襲われる。
 前場で現れた男は景李の亡霊の仮の姿で、後場では旅の僧の夢に景李が現われ、弔いを頼む。

「藤」は、
 都からの旅の僧が越中の藤の名所・越中国氷見の多祜の浦(たこのうら)で里女と問答を交わした。
 実は、その女が藤の花の精で、後場で花の精として現れて優美な姿で優雅な舞を舞う。
 夜の明けゆくにつれて霞にまぎれて姿は失せたという典型的な、極めて夢幻的な美しい謡物の話。
 最初から最後まで花の精を詠嘆した詩曲。

 春の花が題材であるが、苦患(くげん)と詠嘆の対極の組み合わせ(-_-;)

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【日々是好日なり】親が子供をなだめるのではなく、親が子供になだめられた話

2025年04月27日 | 日々是好日なり
 怒りっぽい中年女性と子供(もうじき五歳)の会話。
 旦那にガミガミ怒っていた母親のところへ子供がきて、
 子供が言う事には、
 子供「女の人は怒りすぎると般若になるんだよね」
 母親「、、、、」
 子供は保育所かどこかで鬼や般若を学んだらしい(^^;)

 山崎恵水のWebより
 ➡「般若は鬼でない。鬼は男性の妖怪で般若は人間の女性である」
 般若の恐ろしい顔は、
 ➡「般若の恐ろしい面相は、嫉妬に狂った女性が相手の女を呪い殺すために、牛の刻参りという人々が寝静まる午前1~3時の丑の刻に、呪い相手に見立てたわら人形を神社の御神木に五寸釘で打ち込み、7日間毎日誰にも見られることなく行うことで呪いは叶うとされ、その満願成就の時の面相が般若の顔である。」
 だそうだ(-_-)

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【日々是好日なり】梅と藤がテーマの「能」

2025年04月26日 | 日々是好日なり
 金沢の能楽堂で能を鑑賞してきた。
 シテ(主役)が女流能楽師による、
 第二回能楽公演プロジェクト「まだ能を観たことがない貴方への」
 演目は、
 能は「箙(えびら)」、「藤」、狂言は「磁石」、仕舞は「歌占(うたうら)」。
 「箙」は武者が矢を入れる籠ことで、箙に梅の一枝を挿して戦ったことで知られる、源平合戦で活躍した若武者の霊がシテ(主役)。
 「藤」は藤の精がシテ(主役)。
 いずれの曲も季節が春、春の花を主題にした作品。
 女流能楽師に合った作品のつもりだったろう。
 だが、
 「箙」の前場は、面を付けない素顔の状態の直面(ひためん)で登場したシテが細面で小柄、勇猛な若武者のイメージとのギャップがあったのが残念(-_-;)
 女流能楽師に修羅物(武士の亡霊がシテとなる曲)は無理だな。


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【日々是好日なり】鳥が言葉を話す!

2025年04月25日 | 日々是好日なり
 人々の常識として、鳥が危機を感じて悲鳴をあげる、逢引のさえずり、、など鳴き声で何んらかのことを伝えているが、意思を伝えるために言葉を交わしているとまでは思っていない。
 ところが、東大の鈴木俊貴先生は、鳥は言葉を交わして意思を伝達しているという。
 シジュウカラの鳴き声を研究し、世界で初めて動物に「言葉」があることを証明した動物言語学者だ。
 研究によれば、シジュウカラは20個以上の単語を使うという。
 例えば、
 ヒヒヒ →タカ(猛禽類)が現われた
 ヂヂヂ →集まれ
 ピーツピ →警戒しろ
 天敵の①ヘビ、②カラス・猫がいると、親鳥はでは違いを認識し、鳴き声を変えて巣箱のヒナへ伝え、ヒナは異なる反応をするという。
 ジャージャージャー →ヘビだ →(巣箱のヒナ)巣箱から飛び出す
 ピーピーピー →カラス・猫だ →(巣箱のヒナ)鳴き声を止め、うずくまる
 また、
 シジュウカラが「タカだ」と言ったら、スズメもエナガもヤマガラも逃げるという。
 人間も昔は鳥の声を聞いていたが、いつのころからか耳を傾けなくなったという。
 既成観念を取り払って考えてみれば、
 鳥たちも無意味に鳴いているわけではなく、生きるために必要があっての行動であり知恵だろう。

※(Webより)鈴木 俊貴(すずき としたか、1983年10月- )は、日本の生物学者。専門は動物言語学、動物行動学。東京大学先端科学技術研究センター准教授[1]。世界で初めて動物が言葉を話すことを突き止め、動物言語学を開拓した第一人者
2023年4月、東京大学先端科学技術研究センター准教授に就任。動物言語学分野を専門とする世界で初めての研究室を立ち上げた[1]。

https://www.youtube.com/watch?v=yghD1qmkyDM
紹介動画【鳥も文法で会話】「20個以上の単語を使い…」シジュウカラの言葉を解明!動物言語学者に迫る


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