犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】(町と村の)文化の違い、

2024年06月13日 | 日々是好日なり
☆近くのお風呂(社会福祉施設)での出来事
 いつもの調子で「こんちわー」となじみのご老人に声をかけると、当方の姿を見てすぐに、
「若い時の服、着てるなあ、家に一杯あるが着れんなあー」と。
 白と緑の横縞の半そでシャツ、明るく若々しく感じられるので当方は気にいっていたが、当地の人々の感覚ではお年寄りは着てはいけないらしい。
 年寄りは地味な色合いの服装でないといけない、という同調圧力があるらしい。

 特に、女性の場合は顕著。
 赤色の服装は駄目。
 赤いものを着ていると、相手は「何事?」と反応する。
 また、スカートを穿いていると、「どうしたん、フラダンスでもやるんかいね、」とひやかす。
 冠婚葬祭以外で、赤い物、目立つものを着ていると必ずのようにひやかされるので、人々は人目を気にし、用心する。

 また、町から能登へ嫁いだ新婚のお嫁さんが、「朝からスカートを穿いて」と姑に叱責されて、「こんなところにはおれない」と金沢の実家に帰ってしまったというエピソードもある。

 この精神文化の違いは、どこからか。
 朝から晩まで休みなく働いていないと生活できなかったという経験の結果だろう。
 だから、奥能登の当地では、男は作業服、女はエプロンあるいは野良着が普段着ということになった。

 気楽と言えば気楽だが、色気というか、味気がない。
 が、悪いことばかりではない。
 一日中働くといってもロボットではない、途中の一休みは多い、休みの間に人々は会話する。
 話の内容は、知り合いのうわさ話と同じ内容の同じパターンの話がほとんどだが、名人の落語のように上手で何回、聞いても面白い。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【日々是好日なり】中国の反... | トップ | 【日々是好日なり】「震度」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々是好日なり」カテゴリの最新記事