高断熱の家ほどぜんそくなど改善

2011年01月24日 | 住まいづくり
 ちょっと古い話だけど、中身はとっても新鮮な話。神奈川に住む義妹が、23年1月11日の朝日新聞の生活欄を送ってくれた。

 「高断熱の家ほど喘息など改善」の見出し。
こんなの本物の高気密・高断熱の家に住んでいる人なら、ずっと体感している話。
けれど巷でしばしば耳にしたり、読んだりする時に「高気密の住宅だから・・・・」でまるで逆説が多かった。

 あまりの無知と誤解に、新聞社に苦情を言ったけど、あっさりと聞き流された。
まあそれも無理がないかもしれない・・・・巷には名前だけの高気密・高断熱住宅が溢れているということなのかもしれない。

 記事から引用させていただく。

 近畿大の岩前篤教授・・建築熱環境学の調査で明らかになったのは、住宅の断熱性が高いほど、咳やのどの痛み、アトピー性皮膚炎などの症状は改善されると。

 調査は2009年11月~10年1月、過去約10年間に転居した男女約1万9千人を対象にインターネットで実施したもの。

 転居後の住宅の断熱グレードと、寝室の窓サッシの材質とガラスの枚数をもとに、断熱性が低い順に「2」から「6」まで5つの等級に分類。転居前にせきやアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの9の症状が出ていた人のうち、転居後に症状が出なくなった人の割合・・・改善率を出した。

 気管支ぜんそくの症状があった人の改善率・・・・等級3の家に転居した人は55%、等級4の人は61%、等級5以上だと70%にのぼった。

 アトピー性皮膚炎の場合、等級3では36%、4では44%、5では58%だったという。

 今回の調査で、住宅の断熱性が健康に与える影響が相当、明確になったといえる。と岩前教授は話しておられる。とむすんであった。

 本物の高気密・高断熱、そしてしっかりとした換気があれば、どれほどに改善するかとこの結果を読みながら・・・・・まだまだ日本の住宅も発展途上なのだと思った。

 まだまだ、外観やキッチンを優先させ、住みごこちに気がついていない人がどれほどに多いことか・・・・・私たちが頑張らなくっちゃあね。

  依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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