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「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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除染ボランティアの健康管理が為されてないという確認記事が、なぜ今頃報じられるのか。

2015-03-09 22:22:26 | 福島第一原発と放射能

【 遺跡調査で福島や関東の酷い汚染実態を認識、密かにデータをまとめていた、ある有名考古学者の死 】 
【 沖縄避難者に福島米を支援として提供しようとしたのは、実は沖縄の医療関係者という「善意」の奥深い闇 】
【 横浜から聞こえてきた女子中学生の網膜はく離、 茨城の池を愛好する釣り仲間が腹膜や大腸などに腫瘍が多発 】

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毎日新聞の確認記事が出ていますので、一応読まれたほうが良いと思います。

http://mainichi.jp/select/news/20150309k0000m040102000c.html

これは20キロ圏内で、除染同様の作業をしていたボランティアの被曝管理がなされていないことは問題とする記事です。

そもそも最初からこのエリアでそうしたボランティアをおこなうことは自殺行為に近いと僕は思っていましたし、国は命令せずに死地に赴いてくれる人材を使い捨てるであろうことは予想したとおりの話です。

実際、被曝可能性を軽く見ていたひとが、現地で体調不良となったり、その後に突然死した話などは過去にもかなりの数は、お伝えしています。

こういった話を知っている僕からすると、どうして今頃になってボランティアの健康管理を気にする人々が出始めたのかが、不可思議です。

新聞が報道するということの背景には、そうした被害が何らかの形で露呈している状況が新たな形であるという場合が多いです。役所や研究機関が、つじつまのあわない健康被害の発生を、除染などのボランティアにおきていることを気がついていることなどもありうるかもしれません。

いずれにしても要注意です。

このうち、過去にお伝えした話を二つくらい再度掲載しておきます(こうした話を無断転載している「原発問題」などのブログです。ご注意下さい)。

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白血病発症、南相馬ボランティア。【緊急・明日9/26健康被害学習会IN名古屋】僕も参加。浜松ガレキ。 

ある男性の身近な方より、お電話でご相談を受けました。四十代前半の男性。神奈川県相模原市在住の方についてです。この方は、三年前の健康診断では、特に何の問題もなかったそうです。去年の3/15以前に、原発事故の状況を危惧して、西日本に、二週間程度避難されていました。仕事のこともあり、三月末には関東に戻られていたそうです。そのあと、ご自身の中の心境はわかりませんが、そして、その四月頭から何回か、福島県南相馬市にボランティアに向われたそうです。行ったり来たりの状態で、一か月半程度、南相馬市でいろんな活動に従事されていたそうです。

 そして、二か月前に健康診断を受けたところ、白血球の数値に異常があり、専門の病院で検査したところ、骨髄の白血病と診断されたそうです。

 もちろん、原因はわかりません。こうした報告が続くことだけ、皆さんにお伝えしておきます。関東で初期被曝は避けられていた方が、南相馬に一か月半ボランティアに行き、最近、骨髄の白血病と診断されたという事です。

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共通項は「福島ボランティア」、東京・多摩地域、同じ学校の父兄3人がここ数カ月で突然死。

「東京西部、3か月位の間に40~50代の父親らが三人が突然死」という情報を伺いました。ある学校の父兄ばかり三人が突然死したそうです。メールを頂き、電話でも確認しています。まず、下記がそのメールです。

 はじめまして。

この度はメッセージを頂き有難うございました。

取り急ぎ携帯から(のメールで)失礼を致します。
東京多摩地区のある学校の話です。

私のごく親しい関係の者が、春の懇談会で同級生のお母様方と集まったときのこと。

一年前は、放射能の話など全く出来ない雰囲気だったのに、今年は少し違ったそうです。

急死したお父様方三人の共通点ですが、「福島でボランティアしていた」ことだそうです。

他にも、あちこちから耳にしているのですが、長くなりそうですので、改めてメールさせて頂きます。

大変恐縮ですが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

電話てもお話しいたしましたが、この三か月くらいの間に、3人の父親たちが突然死されたそうです。 

年齢は40代から50代。学校の関連もあって、福島に何らかのボランティア活動に行かれた方たちばかりだそうです。

 ボランティアの時期がはっきりしないのですが、確かに該当の学校は、福島ボランティアを積極的におこなっているのは、間違いないようです。 

福島ボランティアの突然死が聞こえてきたのは、僕にはこれで何回目かになります。

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 講演&木下黄太vs有名国立大学X教授 対談!! 開催決定。

 【4/18(土)京都「放射能汚染最新報告とホットパーティクルの危険」】

 詳細&申込⇒#mce_temp_url#

 13:30開場  14:00開演

 京都 ひと・まち交流館(下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83-1  河原町通五条下る東側) 大会議室 定員230席

  【バス】市バス4,17,205号系統「河原町正面」下車 【電車】京阪電車「清水五条」下車歩8分 地下鉄烏丸線「五条」下車歩10分

 被曝問題で、健康被害などをメインに続けている木下黄太講演会です。 

 今回は、特に福島や東京で放射能汚染調査を実地で行っている有名国立大学X教授が、最新の汚染調査報告をこの講演会場だけで語られます。 

X教授は、2年前に、この京都ひと・まち交流館にサプライズゲストとして登場し、反響が大きかった専門家です。東日本で語ることのできないリアルな放射能汚染の現実、最新情報を今回、ここ京都だけで報告予定です。ホットパーティクル、セシウムボールに関してもお話が伺えそうです。  

詳細&申込⇒#mce_temp_url# 

現実に何が起きて、何がわかりつつあるのか、皆さんにお伝えしたというイベントになります。

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残席は5席のみ。

  【3/15(日)午後、三田医師&木下黄太講演会IN名古屋】

  詳細&予約申込⇒http://kokucheese.com/event/index/258756/

  開場13:30 講演14:00~16:00   イーブル名古屋(名古屋市女性会館)

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 残席6席のみ。

【3/13(金)夜 大野元裕&木下黄太 リアル・セッション IN 自由が丘】

 『イスラム国人質事件と安倍政権対応、僕らが晒される脅威』 

詳細&予約申込⇒http://kokucheese.com/event/index/262128/

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3/14(土)午前の被曝問題に関しての会は満員でキャンセル待ち。

午後は1席のみキャンセルが出ました。

3月14日(土)午後 木下黄太と話す被曝問題 IN世田谷 

詳細&申込⇒http://kokucheese.com/event/index/262889/

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木下黄太メールマガジンを購読されていないブログ読者の皆さんにお知らせいたします。

 

 毎週金曜日、月四回の配信をお約束しています。実際は、去年は月五週あるときも、配信しました。これ以外に増刊号もいろんなテーマで書いております。

 9000字数(携帯は何回かに分割して配信)を目安に書いています。

 しかも、フルオープンのブログとは違って、限定されたフィールドであるがために、書きうることを敢えて書いている状態のものです。

 少なくとも、最近、被曝症状について、「ブログに書いてくれるな」という但し書きで送られてくる情報は、メルマガにのみ掲載しているケースは多くあります。

 また、ブログよりも限定しているために、僕自身が踏み込んで書くことは、かなり多くなっています。

 ここまでおよそ一年間メールマガジンを配信してきた経験から言うと、このブログとは、ある意味違うメディアとして機能していると感じています。

 おそらく購読費を払う決断をしている読者の層が実は高かったということも、一年間に寄せられているメールの質(メルマガ読者対応のアドレスは別途設定しています)でわかったことです。

 これは寄せられるメールの内容、その後に話している中身が濃くなっていて、こうしたことだけでもメルマガを発刊してよかったと感じています。もう少し読者数が多くなってくれば、メルマガ読者のみの会を開催したいとは考えています(メルマガ読者中心の会合はよく設定していますが、限定の会はまだ開催できていません。)。

  現況の大手メディア状況と僕とのズレは大変に大きく、こうした中で、僕の取材活動であれ、社会的活動であれ、まず支えていただく本質的な基盤は、このメールマガジン読者ということになります。

  是非、みなさまが一人でも多く、読んで言いただくことを切願しています。

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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~ 

ボーナス #115 法の保護なし

未来の世代は、法によって核の危険から保護されない。
最終処分場から何かが漏出すれば、それはまず第一に未来の世代に被害を与える。し
かし、もし現在の監督官庁が未来永劫の長期間にわたる安全保護についての見通しを見
誤ったりしても、それを誰一人として法廷で訴えることはできない。なぜなら千年後に放射
性物質が再び地上に顔を出しても、その原因を作った原告自身はすでに存在しないからだ。
そして、将来の世代の損害は、法廷では主張することができなくなる。このことについて、
リューネブルク上級行政裁判所は、計画されていたコンラート坑道の最終処分場を巡る訴
訟の中で良しと判断し、それを連邦憲法裁判所が追認した。忘れてはならない――核廃棄
物は法治国家すら消滅させるのだ。