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「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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国や政府に対抗し連帯を呼びかけながら、沖縄避難者に福島のお米を支援米として提供するという奇怪な話。

2015-03-05 20:49:19 | 福島第一原発と放射能

美濃加茂市長を収賄容疑で逮捕したのは愛知県警などの合同捜査本部ですが、きょう名古屋地裁の判決は無罪となりました。

贈収賄は収賄側の供述のみで、贈賄側を有罪とするのは、そもそも難しくなっている状況があります。

特に肝心要の現金授受について、受け渡しの具体性に関してきちんと立証する責任が検察側に求められるのは言うまでもありません。

しかし、第三者の受け渡し目撃も成立せず、受け渡されとされている市長側での、その現金の行方も確定しない話。

そもそも、30万といった小額の贈収賄で、金の流れを解明するのはかなりハードルが高いです。

疑わしきは罰せずという法律の原則に則れば、この状況で無罪は当然の判決でしょう。

しかし、のめり込んだ名古屋地検の判断は適切だったのか。

当時の愛知県警捜査2課長や県警幹部の判断も問われます。

そして、この愛知県警捜査2課長は、逮捕後すぐに、外務省に出向し、トルコで一等書記官に転任していることも僕は気になっています。


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最新号タイトルは。。。

【 移住アンケート回答で、安心な野菜と果物の詰め合わせをプレゼント 】
【 海洋流出に拘るマスコミ、2号機屋上で大量全βの放射性物質に拘る我々、
決定的な認識の違い 】  

『2015年、被曝問題について木下黄太の大放談(5)』
【 避難先選定では医療体制と学校をチェックせよ 】
【 周囲と上手に付き合えないと、避難してもうまくやれない 】
【 放射能による健康被害は発生しているのか 】 

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僕は、自民党を信頼したことは幼いころから一度もありませんし、日本国政府が、国民のために本当に機能しているのかということは、ずっとずっと疑っていることが根底にあります。

しかし、そういう感覚であるがゆえに、国や体制側が酷いことを被曝問題で行っていても、もともとの彼らの所業から考えると、実は首尾一貫した行動に過ぎず、そのまま酷いだけだと感じているだけです。

推進側として機能するこうした連中は、まさにその役割をそのまま演じていることでしかありません。

しかし、今回の原発事故以降、驚いているのは、そうした体制側ではなく、反体制側という立場にいた筈の人々が、「反原発」だけを唱えながら、被曝によるいろんな弊害の拡大に目をそらすどころか、隠蔽して、風評被害と叫ぶ状態にあることです。

ある海外移住者と、最近、電話で話した時にも、外国から見ているとこうした市民側といえる立場であった人々の恐るべき振る舞いが信じられなくなったと話していました。

さて、この話は、去年の秋のことです。

きょう書くのは、僕は半年前にはこの情報にまったく気がついておらず、きょう違うことで調べものをしていたら、偶然に情報が出てきたので、記載しておきます。半年経過していても皆さんが知るべきだと思ったのは、こうした意識の構造、トラップが、おそらく左翼側とみられるグループや反原発団体側に一定数は確実にあると前から思っているからです。

しかし、なかなかここまで露骨な話はありません。

ポイントは下記のとおりです。秋ですから、新米の収穫時期の話です。


△東日本大震災の被災者を支援しているとする沖縄の団体。

福島県で収穫した米を沖縄に避難している被災者に提供したい。

「風評被害をなくす為に福島の米は大丈夫と認知を。復興支援に」。

△「つなごう命 原発被災者支援米 」の看板を福島の田んぼに設置。

△福島県の放射線量全量検査に合格。

△沖縄は米軍基地、福島は原発という国策を押し付けられているというスタンス。

△沖国大名誉教授や元県商工団体連合会事務局長が福島と連帯呼びかけ。

 

この人たちは原発事故による放射能被害の回避よりも、自分達の活動と福島県民を連帯させることのほうが大切だということです。

しかも、国や福島県のおこなっているベルトコンベアーによる放射線検査で、福島のその米が大丈夫と言い募ります。

国の基地や原発への施策に関して、対峙し連帯する立場にあると言いながら、こういうところでは、体制側の言いなりになっている状態です。

福島から沖縄県に避難している避難者は、放射能被害を怖れている人は多いです。

人によって程度の差はあっても、そうした懸念を抱いている人たちに対して、わざわざ福島からのお米を支援として与えるという感覚。

根幹からおかしいです。こんな話が美談のようにされているのもおかしいです。

勿論、国の体制に寄り添って、国策のために原発や基地に従属させているのは問題でしょう。

しかし、それに抗すると言いながらも、放射能被害可能性をきちんと考察せず、「風評被害」なる用語まで口走り、更には避難者への「支援米」と名づけて、提供する感覚。

どちらも、実は腐りきった連中にしか僕には見えません。

この話の根底には、福島米を以前から一定量流通させている沖縄の事情があると僕には思えます。こうしたパフォーマンスを行うことで、福島米の流通に関して、以前と変わりなく流通させたいという思惑が見え隠れします。

被曝回避や放射能防御といった、一人一人をどうやって護るのかということについては、体制側や推進側との対峙は当然なのですが、実はこうした人々が一番大きな障害になると僕はずっと感じています。

そして、残念ながら、沖縄にはそうした芽が他よりも多くある可能性も感じています。

左翼活動的な偽りの連帯意識よりも、リアルを見据えるほうが遥かに大切と思う僕は、こうした話も改めて伝えておくことにいたします。

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残席は20席!既に130人の方が申込ずみ、本当にお急ぎ下さい。

3/15(日)に名古屋で開催する講演会。三田医師からのメッセージです。

 「東日本大地震、それに引き続く原発事故による被曝からもう4年が経ちます。

 世間の話題はすっかり『福島県の子どもの甲状腺癌』のみですが、本当はもっと広い視野で考察する必要があるのだと思います。

避難者が今後気を付ける事、非汚染地の人達に気を付けて欲しい事、行き過ぎてかえって健康を損なわないように冷静になる事。
旧来の学問では説明できない事が既に起きています。これからは予測できない事が起きるのでしょう。
皆で情報を持ち寄って、自分で考えて、自分と家族の健康を守りましょう。」

   【3/15(日)午後、三田医師&木下黄太講演会IN名古屋】

 詳細&予約⇒http://kokucheese.com/event/index/258756/

   開場13:30 講演14:00~16:00

  イーブル名古屋(名古屋市女性会館) 中区大井町7番25号

  地下鉄 名城線「東別院」下車1番出口から東へ徒歩3分 

 当日は、少なくとも僕は夕刻まで、お話などの対応はいたします。

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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~

ボーナス ♯111 殺しのライセンス

核廃棄物の最終処分場は密閉されていなくても良い、と環境省は決定した。
核廃棄物の最終処分場は、それが生物圏から完全に隔離されない場合であっても、まだ
「安全」だとされている。これは、2009 年に連邦環境相ガブリエル(社会民主党)が公開し
た最終処分場のための安全必要条項の中に記載されている。より正確に言えば、近隣住
民の 1,000 人に 1 人が放射線の漏洩により癌を発症するか、その他の深刻な健康被害を
受けることをこの条項は許している。放射性物質が地下水を通じて大きな範囲に拡散する
ため、かなり多くの人びとが「近隣住民」と見なされる――これから先 100 万年にかけて。

 

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 また、ブログよりも限定しているために、僕自身が踏み込んで書くことは、かなり多くなっています。

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 これは寄せられるメールの内容、その後に話している中身が濃くなっていて、こうしたことだけでもメルマガを発刊してよかったと感じています。

 もう少し読者数が多くなってくれば、メルマガ読者のみの会を開催したいとは考えています(メルマガ読者中心の会合はよく設定していますが、限定の会はまだ開催できていません。)。

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『イスラム国人質事件と安倍政権対応、僕らが晒される脅威』 
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                  木下黄太(ジャーナリスト、著述家、アクティビスト) 

  3/13(金)18:30受付開始19:30開演21:30終了予定(間に休憩有) 

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