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木下黄太メールマガジン [第59号 2015/3/20]
< 毎週金曜発行 >
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この金曜日は地下鉄サリン事件より20年が経過した日です。このオウム事件
は、最も記者として取材した事件で、いろんなことで、僕には相当に拘りがあ
りました。
しかし、日本政府がこのような現況である時に、果たして日本政府がオウム
よりもまともといえるのかという難問を突きつけられている感覚です。少なく
とも、オウムも酷いが、日本政府も酷いと。
オウムが日本社会の鬼子であるという議論は、95年当時にも散々ありました
が、鬼子というよりも嫡子という感覚が、僕には強くなっています。
また、特にマスコミで、ここ数日、あの頃の警察を庇う様な報道が相次いで
います。本当は防がないとならなかった、地下鉄サリン事件。
防げなかった警察を、以前マスコミは特に糾弾はしませんでしたが、敢えて
触れなかった程度にしていました。しかし、20年の節目で、マスコミは当時、
失敗したはずの警察を積極的に庇う放送を行っているのを見ると、僕には「劣
化」という言葉ばかり浮かんできます。
これは、原発事故を誤魔化し続けているマスコミ人一人一人の堕落とリンク
していると僕には思えてなりません。20年という節目に、オウム事件の解決は
なく(警察庁長官銃撃事件や村井幹部刺殺事件の未解決などが具体例ですが、そ
れ以上にサリン事件を起こした根幹動機は不明のまま)、それどころか日本全体
の堕落を痛感させられる3月20日になったということです。
さて木曜日にブログで、特に首都圏で、N95マスクの着用を薦める話を書きま
した。その理由に関してはブログでは触れていません。これまで、3.11.後の一
ヶ月間くらいの間には、N95マスクは意味があると認識していましたが、その後
は、勿論着用したほうが望ましいのですが、それが望ましいレベルではあって
も、利便性や装着の不快感などを考えると、着けた方が良いと強く言う意味が
大きいとは思えませんでした。
しかし、今回報告されている内容を重く見るなら、N95マスクを着けた方が良
いと言うべきであると判断したということです。
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【 首都圏などで、当面はN95マスク着用を僕が薦める理由 】
【 原因不明、発熱し首が痛く動かせず、入院する子どもたち、茨城・取手市 】
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