私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

再生

2014-06-01 05:31:26 | お出掛け日記
国指定天然記念物「伊佐沢の久保ザクラ」(山形県長井市)

エドヒガンの巨木。老木の為幹の中心部が朽ちており樹齢の特定は難しいが推定千二百年と言われているそうだ。

幹内部に火を受け、世代交代をさせる不定根と呼ばれる根が発生しにくい状態に成ってしまい平成十八年から内部の治療
を始めたそうだ。
平成二十二年にはその不定根が見つかり樹勢回復の効果が確認出来たと記載されている。

この桜を見てはっと思ったのは地元清水の「羽衣の松」(先代)にそっくりだったからです。
老木を支える支柱はみんな同じと言えばそれまでですが、こんな姿を見ると余りにも痛々しい。

それでも新しい枝が増え再生していこうとする樹木の力は素晴らしい。「羽衣の松」は塩害とマツクイムシで手の施し様がなく先頃伐採され残念に思っています。(現在の「羽衣の松」は、世代交代(違う松を羽衣の松に認定)が行われ若く元気な「羽衣の松」が有ります。)



今回の山形行きは、母の義姉と実姉の見舞いと言うか様子見と言うか…。
昨年訪れた時、小生は全く認識してもらえず母より年上に見えると言われたのがショックで少し節制をしたのが良かったのでしょうか。名前を思い出してもらえて「随分大きくなった」を連発され、一体何歳の時の小生と比べているのか聞きたくなるのだけどしないでおきます。

同じ事を何度も何度も聞かれ、その度に同じ事を答えるのですが、これは昔の記憶と目の前の事を繋ぎ直す作業をしている様で少しでも繋ぎ直せれば良いなあと思うのでした。

「この二人が元気な内はまだ頑張れる」と今年八十三歳に成る母が言い、それを聞いて此方もホッとするのでした。
果たして来年も行けるでしょう。これから一年また頑張って生きて行こう。





2005年5月に家族と訪れた時の「久保ザクラ」
真ん中の愚息は両端の二人よりも背が高くなっています。(笑)
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