私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

上棟式

2013-03-19 14:28:19 | ひとり独り言
3/10 静岡市清水区 新定院の新書院上棟式が行われた。
上棟式って写真やイラストでしか見たことが無かったので大変興味がある。

そうそう。上棟式って丸い扇と五色の吹流し。
吹流しは鯉のぼりと同じだろうから魔を祓うって事でしょう。




案内のチラシが配られ『棟梁を筆頭に特別な衣装を身にまとい古式で行います。』とある。
上棟式って建物の神様に新築する建物が長持ちするようにお願いする神道の儀式だと思っていたので寺の上棟式が不思議な気がした。
多分お釈迦様にお願いするのでしょうね。
実際に御詠歌が始まりお経が始まった。

風の強い日で花粉症でなくても目に埃が入って難儀しているのだけど、三人目の人は花粉症らしくて儀式とは関係なくくしゃみが出ていた。(色々大変です)

幾つかの儀式の後、
綱引の儀が始まり全員で紅白の綱を引く。
その時の注意事項が
「これは儀式ですから一生懸命引かないでください」と言う。これには全員苦笑。
そうでも言わないと運動会の綱引きのように引っ張る人がいるんだろうなあと思った。
でもYouTubeの中には本当に引っ張って棟木を揚げている映像(一般住宅)もあったので、力一杯引っ張る事もあるらしい。何処まで遣るかは様々なのだった。




掛け声は
「千年棟(せんねんとう)」
「万年棟(まんねんとう)」
「永年棟(えいねんとう)」って言っていると思うのだけど

ネットで調べると
「千歳棟(せんざいとう)」
「万歳棟(まんざいとう)」
「永永棟(えいえいとう)」と記載が有った。

槌打ちの回数も映像では3回ずつ3回行ったのだけど、
3回、5回、7回と縁起の良い数字を打つと記載もある。

初めて見る上棟式ってジーンとする。
建物がいつまでも建っている様に神にお願いしていると思うのだけど、
まず1000年は無理な話。

昔の人は木造建物の寿命を何年だと思っていたのだろうか。
建築基準法の一般的な木造建物が48年としていることを思うと100年くらいかな。
古民家再生などで見る柱の太い農家住宅など200年くらいは行けたのだろうか。



皆さんお待ちかねの散餅銭の儀。
餅の中に銭貨を入れる事も有るらしいがこの餅には入っていない。
近所でも餅撒きのうわさは広まっており年寄りが集まっていて、機敏に動く年寄りに驚き
一つも拾うことが出来なかった。(笑)
初めから拾う積りが無かったと言い訳をしておく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする