よく見る富士山

展望台付近に、定点カメラが設置されていて、テレビでよく見る景色だった。
ＪＲ東海道線、国道一号線、東名高速道路が通っている所なので、地震、津波などで寸断されると、東部との連絡は出来なくなってしまう静岡県の急所なのだ。

浮世絵師歌川広重の東海道五十三次之内「由比」と重なる景色です。

あれれ？

意外と簡単に登りきってたので、疲労感も無く富士を正面に見ながら、縦走は続く。この道は大名行列も通ったと聞き、改めて東海道を実感する。

HO！Ｍｔ．富士

上り階段の途中に展望台が設置されていて、ゆっくりと景色を楽しむことが出来た。騒音からも開放されて、静かでのんびりとした時間を過ごす。
暫く縦走をすると、富士山が見えてきた。此処もいい景色だ。ＪＲ東海道線と、国道一号線が見えてきた。この先は、東京に繋がっている。
先日、渋滞の中から見た富士山は、この辺りからだった。（眼下の国道一号線）同じ富士山でも、やっぱり違う。

昔の人も此処まで来て、同じ景色を見たのだろうなあと思い、昔と繋がっていることが分ると、嬉しい気がする。

急な登り

いきなり、急な登りが目の前に現れ、この先どうなるか不安が過るのだが、確か900ｍの工程なので、それほど大変な事もないのであった。薄暗い木陰を通り抜けると、目の前が急に明るくなった。しかし、木の陰で、富士山を見ることは出来ないので、目先を眼下に向けると、きらきら光る駿河湾が広がり、漁をしている小船が20隻ぐらい出ていた。

思いついたら

11月24日。静岡市清水区と庵原郡由比町の境にある「薩埵峠（さったとうげ）」に、家族三人で出かけることにした。前々から薩埵峠に登って見ようと思っていたのだが、ここ数日の好天気に誘われて、のんびりと歩いて見ようと思いたったのだ。車を興津川河川敷に止め、そこから薩埵峠を通り由比本陣跡（広重美術館）まで行き、ＪＲ由比駅まで戻ってＪＲを利用して興津駅に行き、徒歩で興津川河川敷に戻るコースを考えた。

早速、出発。
車を河川敷に止め、国道一号線沿いを少し歩き、そこから、山道に入っていく。
暫く行くと案内板が、目的方向を示していて、日本人のお節介が嬉しい。たわわに実るみかん畑の間を抜け、いよいよ、上り口に到着。みかんに朝日が当たって、橙色にきれいに色付き、美味しそうだった。
そして、ハイキング開始。