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私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

乗りかえ

2019-05-08 17:15:17 | お出掛け日記
山形の法事が思いの外早く終わったので少し早い汽車(ディーゼルカー)で移動する事にした。
山形鉄道フラワー長井線はワンマンカーなので整理券を取って乗車するのだが、通常一両で運行している所大型連休に合わせて二両連結で運行されており、ツーマンカー(運転手と後ろの車両に車掌が居る)に成っていた。一つの箱に一人と言う意味ではワンマンカーです。

でも、車内はガラガラで一両でも良かったんじゃないかと思える。

日本最古の鉄橋で最上川を渡る時、気持ちが昂り最後尾までは走って鉄橋を見送っていた。
完全な撮鉄チャンの自分に苦笑いしながら、これって楽しいなと思う。



桜は殆ど散って居たけれどサクランボの花が満開だった。車窓から見る畑はまだビニールが掛けられていない温室だったけどいつ頃ビニールを張るのだろうか。

温室が雪の重みに耐えられないのでビニールを外し、雨が多過ぎると実割れするため6月頃にはビニールを張るそうだ。実が成ったら成ったで日当りを良くするように葉っぱを取っつたり銀色のシートを敷いたり、実を大きくするために摘果作業は欠かせない。

ご苦労様です。



さて、山形鉄道を途中の駅でJR線に乗り換えたらその路線もワンマンカーだった。
乗り換え時間が3分。ホームを走り階段を駆け上がりました。息が切れた。


ワンマンカーって大丈夫か?

と言うのも此のまま山形新幹線のホーム(在来線と同じ)に出てしまうからだ。
その間車掌に会う事も無く、自分が何処から乗ったのか証明する物が何もないではありませんか。

兎に角山形新幹線の自由席に乗った。
比較空いていたと思うが私の席だけ無くて福島まで立って行く事に成ったのは試練か。
以前は乗れないほど混み合っていた事を経験しているので乗れただけでOKです。

何か言われたらどうし様かと思いつつ福島駅の精算窓口に行き、乗った駅と切符など何もない事情を説明すると駅員の方も納得した?のかは不明だけど電卓を叩いて計算していた。
予想通りの金額だったので信用されたようで良かったです。

折角清水駅でtoikaカードチャージして来たのに全く役に立たなかった。


望郷の祭り

2019-05-07 06:18:33 | お出掛け日記
母のお里(山形県白鷹町)で法事が有り、長旅が出来なく成った母を置いて一人で参列する事にした。
いつもは母の実家に宿泊するのだけど、家を守って居る従兄が気を使って町内のホテルを用意して繰れていて申し訳無く思って居た。
ホテルにチェックインに行くと笛太鼓が聞こえて来て何の祭か尋ねると「それは隣町の祭」と言う。

でも、この日は従兄の町内も守り神の「皇大神社」(天照皇大神)の祭りが有り町内を獅子舞が周ると聞いた。
皇大神社は江戸時代初め頃、伊勢の神職者が布教に来てから信仰が続いているそうで、伊勢神宮の遷宮の時に出る古い木材が有るらしい。

町内の祭りと言っても広いから朝に始まり夜まで踊り続けても二日掛かる行事(5月3日夜祭、5月4日昼祭)だそうで町内の一大イベントなのだ。

夜(22時頃)に成るとホテルの近くを通ると聞いて、歩いて行こうと思ったのだけど意外と遠かったので部屋のベットでごろ寝をしていると携帯電話が鳴った。
従兄からでお獅子一行が近くまで来たから行くなら車で迎えに行くと誘われ、二つ返事でホテルを飛び出したのは9時を少し過ぎて居た。
遠くに笛太鼓が聞こえる。

皇大神社参道近くに付くと丁度獅子舞衆の休憩時間だった。
写真右に大きく写って居る法被の人は役員、白装飾の人は獅子の足。

休憩の仕方が清水みなと祭りの次郎長一家の休憩の様で親しみが湧く。(休憩は同じ)



程無くして太鼓を叩き始めた。これは獅子にそろそろ行くよの合図。
そしてそれに笛が加わり準備が始まる。

獅子担当の人は全員で獅子の頭を交替する可成りハードなお祭りだ。




お獅子が1クール10分くらいの踊りを3回した後、獅子の先導役に促され、従兄が用意して繰れた「御寄進」を獅子頭の口の中に居れると頭の上でカツカツと歯を鳴らす。
その後目の前で私だけにお祓いの踊りを見るのは、自分が浄化される様で神聖な気分に成る。
それは日本人だからでしょうか。

御札を受け取り、これからは清水の地で遠い山形の山ノ神(天皇と同じ神)が守ってくれると思うと穏やかな気持ちに包まれた。

お祭りの動画はこちら

最初の写真で法被の人も写って居ます。(獅子の右側)
法被の人のスキップが可愛らしいと思いました。
夜のシーンは小生がお祓いを受けた場所です。

赤水の滝

2019-04-30 10:19:23 | お出掛け日記
いつもの和飲学園の仲間にバーベーキューに誘われ参加する事にしたのは、日本中の10連休をどうやってやり過ごそうか持て余していたからだった。
場所は梅ヶ島温泉。マイクロバスの送迎付き。こんな嬉しい事は滅多にない。
行きのバスの中からビールが飲めるなんて、会社の慰安旅行見たいです。
個人商店を始めてから、気が置けない人達(彼等はそう思って居る)と出掛けるのは楽しいよ。

梅ヶ島温泉に行く途中の赤水の滝に停まってもらう。
妻が亡くなる前年に紅葉を一緒に見に来た思い出の地を、一人で辿り着けたのは嬉しいし、自分に残された使命の様に思って居る。




妻を残して飲みに出掛ける時はいつも雨だった。それを妻は笑った。
今日も朝から雨で、飲みに出掛けようと予定すると必ず雨ばかりで笑うしかない。

梅ヶ島温泉は気温十度と低く、もう五月に成ろうとしているのにダウンコートを出して着ていた。
宿に到着するとまずは温泉に入る。飲む前に入るのは大事です。

民宿でやるバーベキューが雨降りじゃどうするのかと思ったら、民宿の方が庭先にテントを張って焼き場を担当してくれる事に成った。我々はと言うと大広間の炬燵に入りながら焼きたてのヤマメにかぶりつくのは、既にバーベキューじゃ無く成って居た。
奥静(静岡の山の方の事を言うようにしたいらしい)の温泉の宴会ならではの贅沢ですね。それを堪能出来るのは至福の時です。

焼魚に会うワインは何ですか?などと言うとサッと出る。
こんな楽しい事は最近なかったですね。

「立ってる者は親でも使え」と子供頃聞かされており、今それを言おうとすると「ヘイ、シリ」か「オーケーグーグル」と言い、「ヘイシリ、赤ワインを出して」と言うと赤ワインの栓が抜かれグラスに注がれ笑った。

皆で大笑い出来るのは楽しいね。
私の闇を知らない人達と談笑するのはちょっとホッとする。

今日は楽しいですと幹事に言うと「なべさんが楽しんでくれて良かったです」と笑顔で返され気持ちが暖かく成った。



バーベキューと言いながら一番のご馳走は筍の煮物だったり、のびるの昆布和え、ウドの酢味噌和え、こごみの白和え、タラの芽の天婦羅だったりする。山菜料理がどんどん出て来るのは民宿ならではですね。

紅葉の頃にまた来たいねなどと呟くと「企画しましょう」と反応が有りフットワークが良い。


船越堤の桜2019

2019-04-02 15:09:03 | お出掛け日記
昨日から強い風が吹いているけれど、常念川を遡って船越堤の桜を見に行く事にした。
勿論満開には少し間が有るけれど満開に成ってから行ったのでは、自分らしくない。今を知りたいのだ。

平日だと言うのに駐車待ちの車が数台道路を塞いでいた。
自転車で良かったと思いながら堤まで行くと意外にも7分程度は咲いていた。
種類によっては蕾膨らむ程度だけど満開の少し前って感じです。

風が無ければゆっくりしたい所ですが富士山も雲に隠れて居ては興味が薄れる。

第二目的に移動。



大沢川沿いの桜。
恒例行事の町内会の花見は今週末でしょうか。
三分咲きですね。

空の雲が桜の様に見えてあれ?と思うけれど全然咲いて居ません。



桜の根元にムスカリ(紫の花)を見つけた。
沢山咲いていると綺麗だなと思ったのは此処のムスカリを見たからだった。
古い友人に再会したような温かな気持ちに成れてホッとする。

こんな風に沢山咲かせたいと思って、今年種を採っては手当たり次第に撒くので思わぬ所から目を出したりして嬉しく成り大事に育てている。
種を撒いても必ず芽が出るとは限らないのだ。

ムスカリを堪能して最終目的地へ。



(写真:桜橋の出口に立つ。橋名が平仮名。入口は漢字。)

自転車なのでそのまま大沢川沿いを下り桜橋まで来てみた。
今年架け替え工事を開始するそうで桜橋駅がかつて橋上駅だった事を覚えて居るこの橋も役目を終える様です。

昭和6年11月竣工。昭和の名残がまた一つ消えて行きます。



此処からホームに降りる階段に続いていた。



でも今までよく無事でしたね。
欄干なんかひび割れて居て下を通る列車に落ちそうで冷や冷やだったでしょね。




朝市に行く

2019-03-17 09:40:08 | お出掛け日記
冬の間は寒いし日の出が遅いから暗いしなどと理由を付けて朝市に行くのを辞めていた。
でも本当は寒い時の方が取れたて野菜は美味しいのだ。

陶芸教室通いを再開した事に続いて朝市にも行く事にした。
家を出ると思ったよりも寒い。
日中は15度から17度も有るのに、朝晩は5度くらいまで下がって居たのだ。
春は直ぐそこなのに、冬の尻尾を踏んだ感じです。

巴川の河口まで来ると太陽が上り始めていて川面が光って居て綺麗だった。羽衣橋が眩しい。



常念川の河口にある保育園は3.11以降高台の方に移転して建物だけが残って居る。
園児の声が聞こえなく成ったこの場所は、震災遺構のようでも有る。





港まで来るとドリームプラザの観覧車も朝日を浴びていてオレンジ色に光って居た。
調子の上がらないエスパルス(J1地元サッカークラブ)を応援している様で心強い。



朝市会場に入ると顔見知りの出店者から「久しぶり~」と声を掛けられる。
3~4か月ぶりでしょうか。

生キクラゲを買って、不知火(柑橘)を二袋買って、手羽先の唐揚げを買って、茹でしらすを買って、ほうれん草を買って、シフォンケーキを買った。

「ほうれん草は露地ものだから力が有る」と元気なご婦人が言うので二袋買った。
300gは入って居るからと言うのでお浸しにする事にしたのだ。
一袋100円はお買い得。

早速茹でてみると根元のピンク色の所が甘いし、確かに力強い。
スーパーのそれとは一味違う。
ほうれん草は子供の頃見たアメリカアニメのポパイを思いだすけれどポパイは缶詰のホウレン草を食べていた。
今日までホウレン草の缶詰を見た事が無いのは田舎に住んで世間が狭いせいでしょうか。
今更ポパイに成れそうにない。