masaring

自己チューの進行形日記でshow。

「相棒」大ヒットの理由。

2008年05月14日 | masaringの内緒話

20080511_002

【赤柿の花。富有柿の受粉樹だ。言わば柿同士の相棒だ。】

Hana2rin

冷徹な杉下右京(水谷豊)と熱血漢の亀山薫(寺脇康文)
による警視庁特命係の凸凹コンビがヤマを追う
人気刑事ドラマを映画化した、

「相棒-劇場版-絶体絶命!
 42.195km東京ビッグシティマラソン」

5月の大型連休に独り勝ちだったたらしい。

興行収入50億円突破は確実な勢いで、苦境続きの
東映にとっては救世主になったということだ。
さて、その裏には、どんな仕掛けがあったのだろうか。

そもそも“ゴールデンウイーク”という名前の由来は、
1951年に当時の大映が「盆や正月並みの映画の書き入れ時」
として呼んだのが始まりということは周知のことだよね。

ところが、今年は、どの作品も興収10億円前後と
伸び悩む中で「相棒」だけが好調にスタートしたのだ。

1-6日には全国で125万5,000人を動員して、
興収15億2,377万円。客層はドラマの視聴者層の30、40代
だけでなく10代から60代まで幅広いということだ。

東映邦画系で過去最高の興収51億1,000万円を稼いだ
「男たちの大和/YAMATO」と比べ、
現時点での興収比で238.7%と50億円突破は確実。

東映は当初「まず30億円。50億円は理想」と控えめだったが、
この快調ぶりに、今回の映画の和泉聖治監督は
「相棒」のシリーズ化をぶち挙げているほどだと言う。

Haihana

ヒットを導く土台はあったのだ。もともとテレビ朝日の
看板ドラマとして人気が定着、最新シリーズの

平均視聴率は18.3%(ビデオリサーチ、関東地区)と
固定ファンが見込めた。

さらに、25年ぶりの映画出演となった主役の水谷豊さんの
「怒濤のプロモーション活動」映画関係者)が後押しして
浮動層をも取り込んだ形となったらしいね。

「シャイな水谷さんは若いころ、大のインタビュー嫌いで
 知られていた。だが、今回はスタッフの懸命の説得もあり、

 意気に感じて『覚悟した』と積極的に宣伝に協力。
 テレ朝はもちろん、NHKやTBSでは昔のヒット曲も
 歌ってみる大サービスぶりだった。

 めったにバラエティーや音楽番組に出ない
 水谷さんだからこそ効果も倍増。
 これで10億円は上積みした」

とライバル社の邦画宣伝マンは語ったらしい。

Haihana

何よりも作品自体にパワーがあったと
映画ライターのH.A.さんが語る。

「現実の事件を連想させる重厚なストーリーに
 ファンは満足した。重いだけでなく、水谷・寺脇(康文)の
 掛け合いが生み出す面白さとのバランスがいいし、

 人気先行の俳優ではなく西田敏行、津川雅彦ら
 芸達者を脇に起用したのも心憎い」

刑事ドラマの映画化ではフジテレビの「踊る大捜査線」に
一日の長がある。

「『踊る-』は軽妙さが持ち味の織田裕二さんムービー。
映画としての懐は硬軟のバランスが取れた『相棒』の方が深い。
刑事ドラマに手慣れているテレ朝の巧さ」
とH.Aさんが〆た。

さらに、刑事ものが流行る遠因にはヒーローの出現を望む
社会不安があるのかもしれない。

社会不安の時代には必ず、ヒーローが生まれるね。

Iro

この映画。全国ロードショーと謳いながら
地方ではシネコンでも上映されてない映画館が多い。

でも、あまりにもの大ヒットと地元からのリクエストが多く
急遽2週間限定の上映を決めた映画館もあるようだ。

Hana2rin

もちろん私、まっちゃん。まだ観てませんが
DVDでは無く、上映中に観てみたいものだと思っています。

ちなみに、水谷さん。手塚治虫氏原作のバンパイヤに
子役ながらの主演がデビューと思われがちですが、

私、まっちゃんは彼がもっと小さい時にテレビで拝見した
記憶がありますよ。(何せ、彼。私より1歳年上。憧れでした。)

Iro

ちなみに彼、5月14日にセルフカヴァーのCDを発売。
もちろん私、購入してしまいました。「やさしさ紙芝居」。

大好きな曲なんです。限定盤DVD付きCDが人気ですが
私は通常盤にしました。通常盤の方が2曲多く収録されている。

単なるそれだけの理由ですが。レコード会社も商魂逞しいわ。
2枚買わせる商戦に打って出た訳だ。「2枚揃えて相棒」だと。

Kiao

20080511_004

【我が家のギョリュウバイ。切花に重宝。奥さんの相棒だ。】

コメント (4)
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