NHKの昨夜の「日本軍とアヘン」はさも問題であるかのように番組を構成していた。いろんな文書の部分をちらりと見せて、麻薬製造工場とやらをちらりと見せて、軍票よりアヘンの方が有効であったから使わざるを得なかったとある人に言わせ、90歳くらいの農夫に70年前の思い出を語らせ、アヘン収入によって戦争を遂行したと断定した。日本軍は悪いことをしているという意識があったからアヘンに関する証拠を完全に隠滅したから殆ど残っていない。証拠は少ないけど彼らは悪いことをしていたのだという展開である。国民党はアヘンを禁じていたが日本軍によってアヘンは広がっていったといわんばかりである。
台湾では日本が統治するようになったとき16万人のアヘン患者がいた。急にアヘンをゼロに出来ないから台湾総督府はアヘンの専売制を取り徐々に減らしていって10年でアヘン患者を撲滅するのに成功している。日本軍がアヘンの専売制度を実施したのはアヘンをコントロールして減らしていこうという考えから出た事である。日本占領地区に100万人のアヘン患者がいたといれば先ずやることはアヘンの専売制度を敷き、どこでどれだけアヘンが製造されているかはっきりつかまなければ撲滅はできない。専売制度を持っていたことが前世紀の英国のように犯罪を犯していたとにはならない。またアヘンによる収入が前年度より増えたから増産してアヘンを売って儲けていたとも断定できない。アヘンを扱っていなかった軍がアヘン専売制度を作ればある時点で収入が増えることもあるのは当然のことである。密造を禁止、摘発し、官許のものを増やせば結果として、阿片の軍の取り扱い量が増えることも十分あり得る。軍が扱う量が一時期増えたとしても阿片の撲滅が目的であったことを否定することは出来ない。
番組のなかでアヘン収入の一部は傀儡政権の武器の購入に当てられたとあったが金額は大きな額でなかったかことを示している。このことを持って戦争遂行の資金になったというのはオーバーではないだろうか。傀儡政権の軍事力を日本軍が当てにしていたというようなことは聞いたことがない。
番組の中でアヘン窟の様子が流された。いかにも日本軍が中国人を阿片漬けにして金を儲けていたといわんばかりであるが日本が統治するようになる前から数百万の麻薬患者がいたのである。それに当時の日本は麻薬患者はほぼゼロで日本ほど麻薬に厳しい国はないということも指摘しておかなければならない。
こういうことを調査し、報道するのは戦後10年以内にするべきである。50年以上たつと風化して事実を発掘するといっても恣意的なとんでもない話になりがちである。事実と違う国家観をを広めようとするNHKの姿勢は明らかに歪んでおり、公共放送としての資格はないといわれても仕方がないであろう。
台湾では日本が統治するようになったとき16万人のアヘン患者がいた。急にアヘンをゼロに出来ないから台湾総督府はアヘンの専売制を取り徐々に減らしていって10年でアヘン患者を撲滅するのに成功している。日本軍がアヘンの専売制度を実施したのはアヘンをコントロールして減らしていこうという考えから出た事である。日本占領地区に100万人のアヘン患者がいたといれば先ずやることはアヘンの専売制度を敷き、どこでどれだけアヘンが製造されているかはっきりつかまなければ撲滅はできない。専売制度を持っていたことが前世紀の英国のように犯罪を犯していたとにはならない。またアヘンによる収入が前年度より増えたから増産してアヘンを売って儲けていたとも断定できない。アヘンを扱っていなかった軍がアヘン専売制度を作ればある時点で収入が増えることもあるのは当然のことである。密造を禁止、摘発し、官許のものを増やせば結果として、阿片の軍の取り扱い量が増えることも十分あり得る。軍が扱う量が一時期増えたとしても阿片の撲滅が目的であったことを否定することは出来ない。
番組のなかでアヘン収入の一部は傀儡政権の武器の購入に当てられたとあったが金額は大きな額でなかったかことを示している。このことを持って戦争遂行の資金になったというのはオーバーではないだろうか。傀儡政権の軍事力を日本軍が当てにしていたというようなことは聞いたことがない。
番組の中でアヘン窟の様子が流された。いかにも日本軍が中国人を阿片漬けにして金を儲けていたといわんばかりであるが日本が統治するようになる前から数百万の麻薬患者がいたのである。それに当時の日本は麻薬患者はほぼゼロで日本ほど麻薬に厳しい国はないということも指摘しておかなければならない。
こういうことを調査し、報道するのは戦後10年以内にするべきである。50年以上たつと風化して事実を発掘するといっても恣意的なとんでもない話になりがちである。事実と違う国家観をを広めようとするNHKの姿勢は明らかに歪んでおり、公共放送としての資格はないといわれても仕方がないであろう。