N'ｓの

ライヴを見る。

　振付の理科にゃんこが他の作品と間違えて、緊縛師が登場。能登麻美子たまを・・・・・・というハプニングはなかったにゃ。状況に応じた振付だったにゃ。

　能登たまの長ーい首が、相変わらず美しいにゃ。金を払ってでも、見る価値があるのにゃ。

「寺山修司が好きというより、ウテナから入った」

　ワシもそうにゃ。

　ワシはもう結構な年だけど、やっぱり音楽から寺山演劇に入ったにゃ。寺山の戯曲集は中学の時に地元の図書館で読んだけど、シーザーの音楽は聴く機会がなかった。せりふと同じくらい音楽が重要だということは、聞いていたが。万有引力は東京中心に活動していたし、あの頃はネットなんてなかった。ウテナを見て、初めて実際にシーザーの合唱曲を聴いたのにゃ。それで、劇場まで行く気になった。まあ結局、ワシ自身が東京に出てきたというのが一番大きいんだけど。

　今はネット全盛だけど、それだけで満足してはダメにゃ。ネットで聴くか劇場で聴くかで、音楽はまったく別物になってしまうのにゃ。

なぜ

いじめられた方が自殺して、いじめた方が自殺しないのか。

　他人の意志をねじ曲げて、自分の意思に従わせる。ショーペンハウアーの言うように、そのような「不正」こそが、人間本来の姿なのだろうか。だから、いじめられた方だけが、苦しむことになるのか。