「道徳と宗教の二源泉」を読む。アンリ・ベルクソン著。岩波文庫。
エラン・ヴィタール(生命の飛躍)、想話機能・・・といったフレーズがおもしろい。「人は、哲学する前に生きねばならない」、「哲学者が実際に研究しているのは、現実から切り取った言葉ばかり」、「哲学は認識だが、宗教は行動だ」。挑発的なせりふの数々。
そして、後半は「愛」という単語が執拗に繰り返されるニャンニャン本に変化するのにゃ。ウソだと思うなら読んでみろにゃ。
きっとこの御仁は、あっちの方もすごかったに違いない。フランス語で「セックス」は何というのか、調べてみたくなったにゃ。