カリグラは、妹たち全員と肉体関係を持ったが(カリグラ24)、男性ともヤリまくったという(同36)。
ネロは去勢した少年と結婚式を挙げたが、母親のアグリッピナとも情欲に耽った(ネロ28)。また、野獣の毛皮を着て男女を犯し、その後で自分も奴隷に犯される、というプレーを楽しんだ(同29)。
ガルバは成熟した強健な男子が好きで、「毛を抜かせてくれ」とせがんだという(ガルバ22)。
オトは、ネロと肉体交渉を持っていた(オト2)。
ウィテリウスは、カプリ島でティベリウスの「陰間たち」と暮らしていた(ウィテリウス3)。
前にも書いたが、ドミティアヌスは稚児から皇帝に成り上がった(ドミティアヌス1)。
こうして見ると、スエトニウスのこの作品が「アナール学派」によって再評価されたのも、当然というカンジがするのだわ。うふっ。