永久デフレを生き抜く生活防衛術

2010年01月05日 09時51分07秒 | Weblog
 今年こそは景気回復を願いたいが、どうやら、デフレの加速は避けられそうにない。牛丼戦争に象徴されるように、世の中、自分で自分の首をしめるような価格競争から抜け出せないからだ。これに少子化が追い討ちをかける。専門家の間では、「日本は永久デフレ」の声も聞こえる。
 となると、今後の生活防衛術はガラリと変わる。景気回復が見込めない以上、人生設計も大きな軌道修正をした方がいい。 そこで、経済評論家の荻原博子さんに永久デフレを生き抜く新常識を聞いてみた。
①家は絶対買ってはいけない。
 「郊外の土地はどんどん安くなります。都心のマンションについても、かつてのように終の棲家なんて考えない方がいい。マンションは冷蔵庫のような耐久消費財であるという感覚を持つべきです。つまり、ある程度、年数がたったら買い換える。その場合、新しいものの方が断然、機能的になるし、安くなる。つまり、焦って買うことはないし、賃貸で新しい物件に住み替えるという考え方も必要なのです」
②会社は絶対、やめていはいけない。
 「企業はどんどん、人件費をカットしていく。そんな中で短気を起こして会社を辞めるほどバカバカしいことはない。次の就職口を探すのは大変です。どうしても嫌なら、リストラされるべきです。会社都合で辞めれば失業保険も増えますから」
 大卒の学生でさえ、就職できるのは6割という時代なのだ。中高年は意地でも会社にしがみつくべきだ。
③車を買ってはいけない
 「これからはカーシェアリングの時代です。気軽にレンタカーでいいじゃないですか。車の維持費は月数万円かかる。これだけの出費をするくらいならば、現金でためておく。それがデフレ時代の生き方です。それに今後は電気自動車が出てきて、価格も安くなる。今、買う必要はありません」
④すべての投資は控ええる
 「プロでも稼げないのが今の相場です。素人が生半可な知識で投資に手を出しても稼げない。それだったら現金を持つべきです」
⑤個人年金は辞める
 「将来不安があるとついつい手を出してしまうのが個人年金ですか、100万円払っても手数料を引かれ、保障型と併用が多いので、その保障分も引かれてしまう。つまり、実質的な運用部分は90万円、80万円になってしまうんです。だったら、銀行に預けるか、自分で持っていた方がいい。デフレ化では現金の価値が上がっていくことを忘れてはいけません」
⑥投資をするなら自己投資
 「だったら、余ったお金はどうするか。お勧めは自己投資です。資格を取るのでもいいし、異業種勉強会で人脈を養うのもいい。その場合、宴会の幹事を買って出るべきです。大手居酒屋チェーンであれば、ポイントカードがある。5%分くらいは浮く。そうやって少しでもお金を浮かせて、それで自分を磨くのです」
 ウカウカしていると、取り残されてしまう。現金を大事にしながら、自分を常に磨いていないと、永久デフレは生き残れない。
http://news.livedoor.com/article/detail/4526786/

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