今日からあなたもできる「富と愛情を手に入れる法則」

2008年06月28日 17時05分55秒 | Weblog
「80対20の法則」を逆手にとって行動する

 これまで、世界のできる男や富める男達の考え方や行動をお話ししてきましたが、今回は「今日からあなたができること」についてお話ししたいと思います。

 実は、これまでお話しした世界のできる男や富める男達が実践している「富と愛情を手に入れる法則」は、すでにあなたも知っている方法です。

 あなたは子供の頃に、「悪いことをしちゃいけないよ」「人には親切にね」「ちゃんと、あいさつをしようね」「あとかたづけをキチンとね」「お天道様がみているよ」と周りの大人達に言われてきたはずです。私がこれまでお話ししてきたことのすべては、あなたの心の奥底にある「日本人の原点」を呼び起こそうとしているだけのことです。
成功するって、
本当はとてもカンタンなこと

 ユダヤ人大富豪の1人が、私にこう教えてくれました。

「なぜ、成功しない人がいるのか? 答えはカンタンだよ。『してはいけない』とわかっていることをするからだ」

 このように「富と愛情を手に入れる法則」は、本当はとてもカンタンなことなのです。すでにあなたが知っていることなのです。それを、わざわざしかめっ面して難しく考えようとしたり、または、彼が言うように、「してはいけないとわかっていること」をするから、「富と愛情」からどんどん遠ざかっていくのです。

 カンタンな例をあげてみましょう。

 例えば「あいさつをきちんとする」なんて、誰でも知っている、とてもカンタンなことです。「いつもニコニコ、姿勢を良くして歩きましょう」もカンタンですよね。それを、なぜ、わざわざ両手をポケットに突っ込み、背中を丸めて、眉間にしわを寄せ、人と目を合わせるのをさけて歩くのでしょうか? もし、あなたが会社の部下として、将来性のある若者を指導したいと思ったら、どちらの若者を選びますか?

 できない人ほど、現実逃避して自己責任を取らず、他人のせいにします。
とてもカンタンなことを、わざわざ難しく考えるのです。

 100年ほど前、イタリアにパレートという経済学者がいました。今でも欧米では「パレートの法則」または「80対20の法則」と呼ばれ、広く知られています。

「80対20の法則」を逆手にとって行動する

 この法則によると、あなたは自分の貴重な時間とエネルギーの80%を無駄に使い、わずか20%の時間とエネルギーしか肝心な事柄に使っていない。会社では20%の従業員が、80%の業績をあげる。クラスの20%の生徒が学校問題の80%を引き起こす。そして究極的には、人口の20%の人間が富の 80%を所有する(100年たった現在では、人口の10%の人間が富の90%を所有すると言っても過言ではないでしょう)。
「80対20の法則」で、
あなたの身の回りをチェック

 あなたは大切なお金の80%を無駄に使い、自分の将来への投資には20%しか使っていないのではないでしょうか? あなたの悩みの20%が将来や生死にかかわる重要なことで、残りの80%はもしかすると、どうでも良いことかもしれません。あなたの部屋の中にある物の80%はガラクタに等しい浪費の産物で、20%が本当に重要なものかもしれません。一方、世界のできる男や富める男達は、有意義に使う時間やお金の割合をできるだけ多くするようにしているのです。

 これは、あなたの生活態度にあてはまります。先ほど、ユダヤ人大富豪が「成功しない人は『してはいけないこと』をするからだ」と申しました。あなたなりの言い訳もあると思います。「例えば、タバコがからだに悪いとわかっていても、やめられない」「聡明な女性が良いとわかっていても、肉体派の女性が好き」「親にやさしい言葉をかけようとしても、素直になれず、いつもつらく当たってしまう」など欠点だらけなのが人間です。

 でも、ここで「人間だもの」と甘えていては、進歩がありません。100%完璧にしようとするから、できずに挫折するのです。ならば、「80対20の法則」を逆手にとって、「80%善い行いをしたら、めでたし、めでたし」というスタンスで行動してみませんか?

 もし、あなたがわざわざ両手をポケットに突っ込み、背中を丸めて、眉間にしわを寄せ、人と目を合わせるのをさけて歩く人であれば、両手をポケットに突っ込んで背中を丸めてもOKですから、ニコニコする。全額返済できれば、それに越したことはありませんが、とりあえず期日内に80%返済する。

 こう考えると、取り組みやすくなりますよ。

http://diamond.jp/series/millionaire/10011/?page=2

大富豪たちがコッソリ教える「成功の秘訣」

2008年06月28日 17時02分49秒 | Weblog
 今まで多くの友人達とめぐりあい、彼らから教わったことをお話ししてきました。

 世界のできる男、富める男達の共通点は肉体年齢、精神年齢、そしてお金年齢のバランスが取れていて、心が安定していること。さらに、子供の頃から困難を体験して、それらを乗り越えてきたという自信があること。この究極のかたが、世界第2位の大富豪のウォーレン・バフェット氏だと思います。

 2006年11月にアメリカで放映されたCNBC製作の「となりのビリオネア」で、バフェット氏ご自身がこう語っていました。

「私は6歳の頃から、祖父の経営する店でガムやコーラを『仕入れて』それを近所で売った。そうして貯めたお金で株を買ったのが11歳、14歳では不動産を買った」。

 このように、バフェット氏は肉体年齢とお金年齢の差がわずか6歳という単純計算になり、一方の私達は学校を卒業し社会人として働き出すのが20歳前後ですから、バフェット氏とは大きな時間の差があります。
3つの年齢バランスを
整えるために必要な「3K」

 肉体年齢、精神年齢、お金年齢。この3つの年齢の差を縮め、バランスを取るための3Kを考えてみました。これらは、困難、気づき、感動の3Kです。

 1番目のKは「困難」のKです。あるユダヤ人大富豪が社会人になった私にくれたはなむけの言葉の3番目に「人は失敗から学ぶ」というものがありました(第6回「大富豪はみな『失敗』を好む!?」を参照)。このように、困難に立ち向かい、それを乗り越えた時、人は多くの学びと自信、そして謙虚さを身につけます。世界のできる男や富める男達は決して困難を苦労とは取りません。なぜなら、彼らは「困難の中の希望」を見出すからです。ところが、成功しない人たちは、「希望の中の困難」を一生懸命探します。ちょうど日本で言う「重箱の隅をつつく」行動ばかりとるのです。その結果、大局を見失い「無理だ」とあきらめて、せっかくのチャンスを自分でつぶしてしまうのです。

 2番目のKは「気づき」のKです。私の友人が言うように、「なぜ成功しないか? それは『してはいけないこと』をわかっていて、わざわざするからだ」という、非常にカンタンなことに気づくだけでいいのです。「今、自分はいったい何をしているのか?」と「パレートの法則」にのっとって、完璧でなくても、80%建設的で善い行いをすればOKなのです(第11回「本当の成功をつかむために、今日からあなたができること」を参照)。

 自分を高めることを怠らず、究極的には「真の豊かさはお金だけではない」ということに「気づく」ことが大切なのです。
 そして、最後のKは感動のKです。お金がほしいと思ったら、感動する心を持って、正しいメッセージを自分から発信しなければなりません。無神経、無関心、無感動では、心がかたくなになってしまいます。さらに、無神経、無関心、無感動な心の人とは、はっきり言って利己主義な人間です。だから、まわりの人とのコミュニケーションや、人から学ぶという姿勢に欠けるので、せっかくのチャンスを逃してばかりいます。

 では、どうすればよいのでしょう? 
「すごい!」を口ぐせにして
周囲の人から多くを学ぶ

 ユダヤ人大富豪たちは口をそろえて「耳が2つあるのに、口が1つしかないのは、人の話を聞くほうが自分のことをしゃべるよりもっと大切だから」といいます。このルールを実践するのです。具体的には「すごい!」を口ぐせにしましょう。人が話したら、良いことにも悪いことにも、「すごい!」と言います。そうすると、自然にその人や出来事に関心を持ちます。その次に「なぜ?」とか「どうやって?」と質問すればよいのです。

 皆さんが子供のころを思い出してください。見るもの、聞くものすべてが珍しく、何でもかんでも「どうして?」「どうして?」と言って、親を困らせた経験がありますよね。親元を離れて社会人になった今、まわりの人々から教わりましょう。「人、これ皆、師なり」です。良いことにも悪いことにも、「すごい! どうやったんですか?」「すごいですね! それはなぜ?」といつも口ぐせにしていると、自然とあなたは周りの人や出来事に無関心ではいられなくなります。

 また、人のことがわかってくるので無神経の代わりに思いやりの気持ちが芽生えてきます。そして、感動。良いことにも悪いことにも感動する。こうしていると、心のストレッチ体操になり、あなたの心が大きく振動して「お金の波動」を出すようになるのです。

 最後に世界の大富豪達からあなたへ、応援メッセージをお贈りしましょう。「成功の秘訣とは?」という質問に彼らは同じようなことを答えます。

「その1:好きなことをしなさい、できれば良い仲間達にかこまれてね。その2:ネバーギブアップ(決してあきらめない)、その3:自分のために時間とお金を投資する」

「好きなことをする」とは、「継続は力なり」につながります。「お金のため」ではなく、「好きだから」と、仕事に生きがいを見つけると、どんな困難や失敗、激務も乗り越えることができます。その理由は、「好きだから楽しくって、苦労と感じない」からです。

「自分は何が好きなのか」を見つけた人は幸せです。なぜなら、お金のためではなく、好きなことをしているから楽しい。楽しいから続けられる。続けるから強くなれる。強くなるから困難を乗り越えられる。

 困難を乗り越えられるから、富と愛情をつかむのです。
http://diamond.jp/series/millionaire/10012/

通勤歩行時間と糖尿病

2008年06月28日 16時33分03秒 | Weblog
「1駅歩くようにしたくらいで―」。以前、友人にそう言われて、一笑に付されたことがあります。

 友人は40代半ばのビジネスマン。多忙と運動不足でお定まりの中年太り。メタボリックが気になるというので、「会社の行き帰りに1駅途中下車して歩いたら」とすすめたところ、返ってきた言葉がこれだったのです。

 少々ムッとしましたが、残念ながらそれ以上強くすすめる説得材料もなく、そのまま話はうやむやになってしまいました。

 その直後のこと。友人の態度に何となくわだかまりを抱えていた私におあつらえ向きのサプライズが。2007年5月に開かれた日本糖尿病学会で、内容もズバリ「通勤時の歩行時間が長いほど2型糖尿病の発症リスクが軽減される」という研究報告がされているのを見つけたのです。

 報告したのは大阪市立大大学院医学研究科の佐藤恭子氏らの研究グループ。それによれば、2000年度に健康診断を受け、糖尿病が確認されなかった 40~55歳の男性8576人を追跡調査。通勤時の歩行時間と糖尿病の発症率との関係を解析したところ、次のような結果が明らかになったといいます。

 4年間の追跡で糖尿病を発症した人は約1割にあたる878人。そのうち片道歩行時間が10分以下のグループの発症率を100とした場合、11分以上20分以下のグループは86、21分以上のグループは73。

 通勤時の歩行時間が長いほど糖尿病の発症リスクは軽減されていると報告は結ばれていました(年齢や喫煙習慣、家族歴、空腹時血糖、運動習慣など他の条件も補正済み)。

 歩くことが糖尿病の予防に有効であることが、改めて確認されたわけです。

 さっそく件の友人に「どうだ!」とばかり電話で報告。私の執念深さに呆れながらも、どうやら今度は彼も少しはその気になったようでした。

竹内有三(医療ジャーナリスト)
http://diamond.jp/series/healthy/10023/

「くそったれ社員」排除で収益向上

2008年06月28日 15時58分14秒 | Weblog
アメリカの人気教授が説く衝撃の組織経営論

パワハラ上司に、ゴマすり同僚、無気力部下…そんなアスホール(くそったれ社員=イヤな奴)は洋の東西を問わずどんな企業にもいるものだ。ただし、組織の宿命と思ってはいけない。グーグルなど勝ち組企業が、アスホール排除のルールを実践していることをご存知だろうか。スタンフォード大学の人気教授、サットン博士は、日本企業も同じ発想を持つべきと説く。(聞き手/ジャーナリスト 瀧口範子)
ロバート・サットン スタンフォード大学工学部教授

 どんな組織にもアスホール(くそったれ=イヤな奴)はいる。その振る舞いで、周囲の人間を落ちこませ、やる気をそぐような輩だ。

 じつは、こうしたイヤな奴が企業に多大な損害を強いていることを読者諸賢はご存知だろうか。

 ある試算によると、イヤな奴が1人存在することより当該企業が被る損害額は、人件費は別として、年間最大16万ドル(約1600万円)にも上る。1人いるだけでも周囲の生産性は落ち、同僚は辞め、特に管理職にいる場合は、深刻な訴訟問題に発展することもある。

 イヤな奴の性格は波及性があるので、周りもイヤな人間になる。いい人のそばにいれば周りもいい人間になるが、イヤな人間の前では誰でもイヤな人間になるというのは、組織行動論でも実証されている傾向だ。

 それだけではない。日中イヤな奴を相手にしていると、夜帰宅しても妻や子供ら家族との生活に悪影響を与えかねない。効率的に組織を運営するために、そして社会倫理的な観点においても、企業はこうしたイヤな奴の存在を許してはならないのだ。

 イヤな奴には2つのタイプある。

 一時的に感情的になってひどい振る舞いをするテンポラリーアスホール。そして筋金入りのサーティファイド(認定)アスホールだ。発露の仕方はさまざまで、悪質ないじめに始まり、相手の存在を無視したり、政治的な計略を用いて相手を背後から刺すこともある。

 アメリカの場合は、イヤな奴がたくさんいる業界というのがあって、ハリウッドの映画界はその典型だ。誰もがイヤな上司に仕えてきた経験があって、晴れて昇進した暁には、自分も同じように振舞うのだ。スポーツ界のコーチの世界でも、そうしたアスホールの連鎖がある。

 では、組織からイヤな奴をなくすためには、どうすればいいのか。じつは、この点で、大いに参考になるのがグーグルである。

 同社の企業理念に「Don't be evil(悪魔になるな)」という有名な言葉がある。むろんそれでも、イヤな奴はいるだろうが、だいたいにおいて「ここでイヤな奴をやっても、仕事の効率化に何ら貢献しない。得することはない」という意識は組織の上下によく行き渡っている。

 ヒューレット・パッカード(HP)も、昔からイヤな振る舞いを許さない社風のある会社として知られている。これは、他人を礼儀正しく扱った創設者のヒューレットとパッカードの名残だろう。

 しかし、時の企業であるグーグルがこうした社風を持つ意味は大きい。人材獲得競争は、日々世界的に厳しさを増しているが、グーグルが規律あるフレンドリーな雰囲気で優秀な人材を引きつけ、なおかつ急成長を遂げている以上、多くの企業が同様の手法を取るしかないからだ。特にITの世界でグーグルと直接戦っているマイクロソフトやイーベイなどは最近、「The No Asshole Rule」(アスホールの存在を許さないルール)に非常に高い関心を示している。
“えせスティーブ・ジョブズ”の存在は
百害あって一利なし

 IT業界以外に目を移しても、社員の評価に同僚や部下への振る舞いを査定する項目を設ける会社や、入社の契約書にこれに関連した項目を盛り込む会社は増えている。イヤな奴が引き起こす訴訟も増加傾向にあり、米国の産業界は今、この問題に真剣に対処し始めているのだ。日本企業も人材戦略の面でこれからますます国際化を進めるにあたって、この問題を無視できなくなるはずだ。

 最良の解決策はとにかくトップが礼節のある組織にしたいと思い、行動を起すことである。じつは日本で問題になっている「いじめ」は、アメリカにもある。特に軍やフラタニティー(男子学生のクラブ)など、強い文化を持つ組織にありがちなことで、企業でも時折見られる。いじめは、誰かをスケープゴートにして団結心を強める動きで、これを防ぐためにはやはりトップ自らが強い行動に出るしかないと思う。

 むろん、イヤな奴ほど才能があるという反論もあろう。

 アップルコンピュータのスティーブ・ジョブズCEOはその最たる存在だろう。しかしジョブズ氏はトラブル以上の見返りをもたらすことがわかっているわけで、万人に適用すべき評価軸ではない。一般企業において、「えせジョブズ」の存在は百害あって一利なしであることを忘れてはならない。(談)

Robert Sutton(ロバート・サットン)
米ビジネスウィーク誌の「ビジネス界に最も影響力を持つ10人の教授」に選ばれたこともあるスタンフォード大学の名物教授。組織管理論、組織行動論、イノベーション理論を専門とする。近著の『あなたの職場のイヤな奴』(講談社刊。原題は「The No Asshole Rule」)は米国でベストセラーに。
http://diamond.jp/series/worldvoice/10011/