塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて思い浮かべるエレガントな存在

2019-06-23 01:44:41 | 日記
 南米の選手たちは露骨に時間稼ぎをする、少しの接触でも大袈裟に倒れてのたうち回る、結果、日本では

 「南米の選手は汚いし、審判の目を欺く」

 という見解になるのでしょう。

 一方で彼らが日本から見れば「小賢しい」「ずる賢い」と思うからこそ、逆にエレガントな選手の個性が際立つと感じます。

 ウルグアイ エンゾ・フランチェスコリ
 エクアドル アレックス・アギナガ
 コロンビア カロロス・バルデラマ

 そして2強であるブラジルとアルゼンチンでは、前者がジーコやライー、後者がレドンドやアルディレスがエレガントと言える存在ではないでしょうか。

 彼らは当然、監督の支持は受け入れており「戦術的アナーキー」ではありません。

 一方でハードワークもしますが、相手からのボール奪取、自分でのボールの扱いに至る一連の動作、そのものが観衆の溜息を誘うような、鮮やかな形なわけです。

 特にフランチェスコリはジダンが敬愛の対象として見ていた事でも有名であり、のちに清水エスパルスで指揮を執るアルディレスも、在籍したスパーズのファンからこよなく愛されました。

 それは彼らの動きが、対戦相手を怪我に追い込むような大きなものではなく、

 「ああ、巧いな」

 と思わせる技術だったためなのでしょうね。

 その中でもジーコは珍しく、ディアドラやル・コックを短期で履き分けるような、スパイクのブランドに固執する存在ではありませんでした。

 アントラーズ時代はプーマを履きましたが、彼ほどの名手になればスパイクの感触よりも、自分が常にボールと共にあることを自然に意識できたためなのでしょうか。
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高値が続く国産ウヰスキーを眺めながら

2019-06-23 01:28:57 | 日記
 ジャパニーズ・ウヰスキーと呼ばれる国産ウイスキーが世界中から大きな喝采を浴びています。

 その一方で樽の中で寝かせるべき「原酒」が、サントリー、ニッカのような大手ですら枯渇しており、様々な策を講じています。

 サントリーならば山崎と白州
 ニッカなら余市と宮城峡

 この日本代表をするシングルモルト・ウヰスキーも、年代表示(熟成期間)を基本ラペルに示さなくなっています。

 僕はこの年代未表記のボトルは4種全て味わっていますが、さすがに表記のある品は定価よりもかなりのプレミアとなっており、購入できる範囲を超えています。

 年代未表記と年代表記のある品を飲み比べた事がある方は、

 1.年代未表記の品は、やはり原酒が若いため荒々しい印象である
 2・未表記でこの価格設定は高いと思う

 と、辛口のコメントを残しています。

 一方でその未表記のシングルモルトも品薄ということで、ファンからすれば悩ましい時期と言えます。

 僕がウヰスキーを好むのは、割り剤を工夫することで様々な味わいが得られるだけでなく、熟成させることは人間にとっても大切だと思うためです。

 例えばレアルはウーデゴーをレンタルに出し続けていますが、彼にとって今が熟成期間で、きっと年代物のウヰスキーのような奥深い存在となり、ベルナベウで戦うようになりますよ。

 日本では笹の川酒造、本坊酒造、イチローズ・モルトなど、多くの蒸留所が地方に存在し、キリンの富士山麓も終売になることを惜しまれました。

 これ、今のコパ・アメリカに参戦している、無名ではあるがとびきりの底力を備えている、現在の日本代表と同様ではないでしょうか。

 エクアドル代表にぜひとも勝利し、ブラジルに居残ってほしいと思います。
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