塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

クラブによって異なる優勝の価値観

2017-02-28 01:36:53 | 日記
 見誤ってはならないのは、ユナイテッドはファーガソン退団後、無冠ではないということです。

 それはアーセナルとリバプールも同様で、彼らはリーグ優勝はしていないが、それ以外のトロフィーは手中に収めてきた点で共通しています。

 何かしらの優勝を得ることは

 1・指揮官がクラブを離れる必要がなくなる
 2・つまりクラブが契約違約金というリスクが減少し、監督も土台を築く時間が再度与えられる
 3・ファンの不満が和らぐ

 という長所があります。

 一方で優勝による緩和は緩和でしか無いのも確かです。

 アーセナルは2季連続でFAカップを勝ち取りましたがが、ファンが本当に希望するのはリーグ優勝であり、確かにレスターには敬意を払うが、彼らに負けていては始まらない。

 というのが正直なところでしょう。

 リバプールもチャンピオンズ・リーグで優勝したクラブが、どうしてプレミアで同じことが出来ないと指摘され、ユナイテッドもアディダスから厳しい通達を受けています。

 優勝カップの重みがすべて等しい、というわけではないのと同様、その価値はクラブによっても異なります。

 仮にリーグカップをサザンプトンが得ていたならば、彼らからすれば素晴らしい瞬間でした。

 ユナイテッドにしても、無冠よりは優勝した方が良いとは思うでしょうが、ただそれだけのもの、とモウリーニョが判断するのであれば、それは当然と言えます。

 モウリーニョが2季目に抜群という事実を考えれば、イブラを残留させるべきだと思いますが、パリでカバーニが良い結果を残す姿を見ると、モウリーニョも考えるところはあるように思いますね。
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お茶を濁す補強について考える

2017-02-28 01:15:20 | 日記
 日々の買い物で「手ごろな価格」の品を買うか、毎日使う、味わうものだから、高値でもよいから高品質品を買いたいという問題は悩ましいものです。

 例えば卵は毎日使う食品だから、10パック入りでまとめ買いしたい、という方もいるでしょうし、栄養が高い値段の張るものでも構わない、という方もいるはずです。

 僕は毎日、紅茶を会社に持参しますが、お得パックにするか、それともオーガニックやスリランカ産100%など、付加価値の高い茶葉にするか、悩んだことがありましたね。

 文字通り

 「お茶を濁す」

 買い物では、結局浪費につながる可能性が高いわけですが。

 スペインならばヘタフェやマジョルカ
 イングランドならばミドルスブラやノーリッジ
 イタリアならばキエーボやアタランタ

 というように、地方クラブや降格しないことが大前提で運営しているクラブであれば、やはり選手のコスト・パフォーマンスは不可欠です。

 ですから、彼らからすればどこかで「お茶を濁す」ような補強があるとすれな、お金の問題であり、候補者が続々と他のクラブと契約してしまった、という点が考えられます。
 
 一方でビッグクラブが上記のような補強を繰り返せば、ファンからそっぽを向かれます。

 恐らく今のインテルとミランは、この形になるのではないでしょうか。

 2010年の3冠という偉業
 ゾーンプレス、インターコンチネンタルカップ、オランダトリオという固有名詞

 過去の栄光を知るファンは、おちゃを濁す、言い換えれば手ごろで安直な選手の獲得を好みません。

 そう考えれば、モンテッラもピオリもよくやっているのではないか、と感じるのですがどうでしょうか。
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