塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

メッシ、アディダスと契約延長へ

2017-02-14 01:16:36 | 日記
 メッシがアディダスとの契約を延長することを発表しました。

 ファンからすれば彼が過去、ナイキを履いていたことはもうご愛敬でしょうし、アディダスがメッシに放った一言

 「私達はアルゼンチン代表をサポートしている」

 という言葉は、彼の胸に響いたのでしょうね。

 若くしてスペインに渡り、それがバルセロナとの契約、そして自分の健康に大きな影響を与えたとしても、やはりふるさとの事を思いやる、その形がアディダスとの契約に至った背景かと思います。

 ナイキはバルセロナのスポンサーですから、メッシも駆け出しのころはほかの選手と同様に、支給された靴を履いていたのかもしれません。

 でも、不思議な物で

 メッシはアディダス、クラブはナイキ
 ロナウドはナイキ クラブはアディダス

 というように、契約先がすべて一緒、というわけにはいかないものです。

 昔、コンバースがウエポンのテレビCMを作る際、折り合いが悪いと言われていたマジック・ジョンソンとラリー・バードを同時起用し、全米ノバスケット・ファンの度肝を抜きました。

 それは両選手はコンバースと契約していたのですが、レイカーズとセルティックという東西の名門に所属していたので、共演は無いと考えられていたのです。

 しかし両選手は子のCM撮影で距離を縮め、お互いを敬愛する間柄になったのです。

 でも、ロナウドとメッシの場合はスポンサーが別々で良かったと思います。

 ふたりが握手をしながらCMに同時起用されれば、どこかクラシコに味気なさを与えてしまうような気がしますから。
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同じ土俵に上がらないという勇気

2017-02-14 00:55:14 | 日記
 同じ土俵で勝負をすること、つまり他社と同じような価格の商品を作る事は、企業にとって損益を生む大きな要因なのかもしれません。

 1990年代のリーボックは、まずバスケットの世界でナイキ、アディダスと激しくシェアを争っていました。

 契約選手を乱獲し、そのために多額の契約金を提示
 選手の名前入りシューズを発売するために、莫大な資金を注入
 同時にアパレル、新商品開発のための時間と準備

 これらがリーボックを凄まじく疲弊させたのではないか、と僕は想像しています。

 リーボックはナイキと同時期にサッカー界にも進出しましたが、2001年、わずかな期間アルゼンチン代表をサポートしながら、すぐにアディダスに切り替わったのは、彼らの懐具合に問題が生じた。

 と、当時の僕は思ったものです。

 リーボックは今、かつてのライバル、アディダスの傘下になりました。

 しかし、同時に差別化を心がけることで、独自の路線を歩んでいます。

 リーボックが昔から新技術の開発に定評があることは事実で、その結果がまず2011年のジグで現れイージートーンを軸とするフィットネスに活路を見出します。

 1980年代の彼らは、サッカー、バスケよりも「フリースタイル」に代表される、エアロビクスやフィットネスで人気が爆発しました。

 言い換えれば今ののリーボックは

 原点に回帰することで差別化を感じている

 ように見受けられます。

 例えば過去の事例では、kスイスがアメリカズ・カップをサポートし、現在でがプーマがF1、ケイパがチア・リーディングというように、同業が進出しない分野で、絶大な信頼を得る企業があります。

 これらを見ると、自分たちの製品づくりにおけるヒントがあると考える責任者が出てくるように感じます。
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