宮市亮、カレン・ロバートのレプリカジャージ

　ちなみにフットボールパークでは

　ＶＶＶ　カレン・ロバート　１５７５０円
　フェイエノールト　宮市亮　１８９００円
　
　という日本代表未経験者のジャージも販売しています。

　特に宮市亮のジャ－ジはいささか高額ですが、フェイエノールトのファンにとっては
嬉しいでしょうね。

　フェイエノールト関係者も、まさかアーセナルから

　「無料レンタル」

　で手にいれた選手が、マリオ・ベーン監督や同僚の信頼をここまで短期間で獲得する
とは予想外だったでしょうし、自分の活躍を予期できたのは、宮市自身だけだったかも
しれません。

　またベンゲルが宮市をアーセナルに復帰させる意向を公表した今、彼が２０１１－１２
シーズンをロッテルダムで過ごすことは、考えにくくなってきました。

　そうなると市場に出回る新品のフェイエノールトのジャージを、定価で買えるのは今
がラスト・チャンスでしょう。

　宮市の活躍にもよりますが、彼がこのまま成長の歩みを止めないならば、活躍に比例
して彼のジャージは高額になってゆくはずですし、アーセナルでもジャージの売上が
大きく期待できると思います。

　投機目的で買うのは当然いけませんが、彼のファン、フェイエノールトのファンは、
今お金をはらっておけば、後で後悔することはないと思います。

　一方のカレンにしても、ＶＶＶで継続的に活躍すれば、アヤックスだけでなくＡＺや
トゥエンテなど、近年のリーグ優勝のクラブからオファーが来る可能性が高まります。

　同僚の吉田と共に、エール・ディビジを盛り上げて欲しいものです。

アディダス、ナイキ、それぞれの思惑

　今大手通販サイト

　「フットボール・パーク」

　閲覧すると、アディダスはチェルシー、ミラン、リバプールの２０１１－１２シーズン
新作ジャージが、既に写真つきで掲載されていました。

　もうサプライヤーは、来季に向けてクラブより人足先に

　「勝負」
　
　に出ています。
　
　アディダスは他にもパナシナイコスやレアル・マドリーのサプライヤーも務めていま
すが、今季も先にリバプール、チェルシーの新作が登場したことを覚えています。

　そこに何らかの

　「意図」

　があるのか、それともデザインや契約事項が隠されているのかはわかりませんが、この
時期はファンにとって、移籍と共に新しいジャージを探す楽しい時期でもあります。

　その一方でライバルのナイキは今大忙しでしょう。

　チャンピオンズ・リーグで激突する２強は、どちらもナイキが契約元ですから、優勝
限定グッズをはじめ、大口注文が相次ぐはずです。

　またヨーロッパリーグを制覇したポルトもナイキがサプライヤーですから、２０１１
シーズンのナイキは

　「欧州２階級制覇」

　を成し遂げた形になります。

　チャンピオンズ・リーグでも

　２００８シーズン　マンチャスター・ユナイテッド
　２００９シーズン　ＦＣバルセロナ
　２０１０シーズン　インテル
　２０１１シーズン　ユナイテッド、バルセロナのいずれか

　と４期連続でナイキがその頂点に輝こうとしていますし、これはナイキのサッカー部門で
働く人間にとって、大きな喜びでしょう。

　これは完全に僕の穿った見方となりますが、アディダスが新作ジャージを早めに公表する
背景には、ナイキへの

　「意地」

　からかもしれません。

サッカー専門誌という存在

　僕は

　「エル・ゴラッソ」
　「フットボリスタ」

　の熱心な読者では無いのですが、両誌を眺めていると凄いなあと常に思います。

　昨今の出版事情はどうしても

　「Ⅰ－Ｐａｄ」
　「Ｗｅｂマガジン」

　など、コンピュータがメインでの発刊に注目が注がれていますし、紙の本ではどうして
も端に追いやらつつありますから。

　でもエル・ゴラッソにしてもフットボリスタにしても、いわゆる書籍として店頭に並んで
いますし、丹念な取材で誌面を構成していることが、共通点として挙げられます。

　またサッカーに限らず多くの雑誌が

　「休刊」

　やリニューアルを求めらなかで、両誌はどちらも自分たちの立ち居地をきちんとわきまえ
ている印象を受けます。

　それだけ日本サッカーの底辺が広がっているのかもしれません。

　本当に必要な記事のみを掲載している誌だけが生き残り、精緻な取材や文章を執筆できる
記者だけが、読者の支持を集め更に成長してゆく。

　一昔前、スポーツを書いて生計を立てたいと思う人間は、誰もが

　「ナンバー」

　に署名原稿を載せたいと考えていましたが、ナンバーは総合誌ですから常に自分の分野
が取材対象になるわけではありません。

　今後

　「サッカーの記事で感銘を与えたい」

　と思う人間は、エル・ゴラッソ、フットボリスタのような、完全なサッカー専門誌を
登竜門にするはずでから、両誌には記者の憧れであり続けて欲しいものです。

　「○○の原稿を読みたいから、この本を買います。」

　この現象は今も昔も変わりませんし、今後も続いてゆくはずですから。

ＤＦＢボカール決勝はシャルケ対デュイスブルク

　今季のリーグ戦を１４位で終えたシャルケは、来季欧州の舞台を主戦場にするために、
是が非でも

　「ＤＦＢボカール（ドイツカップ）」

　で勝つ必要があります。

　対戦相手はデュイスブルクですが、カップ戦の醍醐味が弱者が強者に挑むことが醍醐味
ですから、

　「判官贔屓」

　でシャルケの敗戦を願うファンは、ことのほか多いかもしれませんし、ドルトムント
ファンは間違いなくその範疇に入るでしょう。

　またシャルケは宿敵がリーグ制覇を成し遂げた今、ドイツカップを落として規模は
違えど、同じ欧州の舞台から滑り落ちるわけにはいきません。

　フランク・リベリが

　「ヨーロッパリーグは意味が無い」

　と先日切り捨てたことがありましたが、バイエルンの歴史を踏まえれば確かにそうで
しょうね。

　しかしシャルケにしてみれば、ヨーロッパリーグも大切な欧州の舞台になりますし、
ＧＫのノイアーからすれば、ドイツカップ決勝がラストマッチになるでしょうから、
大切な場となります。

　内田が出場し仮に優勝したならば、彼にとっても大きな財産になるでしょうし、イン
テルの長友にもコパ・イタリア優勝の可能性があります。

　１シーズンにリーグ制覇の選手がひとり、カップ戦優勝の選手が２人誕生したなら、
日本サッカーにとって大きな足跡となります。

　内田にとって長い１年が終わろうとしていますが、彼にとってドイツでの日々は毎日
鍛錬の場であったのでしょうね。

３つのクラブの共通点

　皆さんにクイズを出します。

　「質問

　　以下のクラブに共通する出来事は、一体何でしょうか？」

　　１９９２－９３シーズンのＡＣミラン　
　　２００３－０４シーズンのアーセナル
　　２０１０－１１シーズンのＦＣポルト」

　正解は

　「無敗でリーグ優勝をした経験があるクラブ」

　になります。

　先日同じポルトガルのブラガを破り、ヨーロッパリーグで頂点に輝いたポルトですが、
彼らが今季ポルトガル・リーグを無敗で優勝し、見事

　「２冠」

　を達成しました。

　ミランはカペロ、アーセナルはヴェンゲルと、それぞれ経験を持つ指揮官のもとで
無敗を経験しましたが、ポルトが異質なのは

　「ヴィッラス・ボアス」

　という、アシスタントコーチでの経験は豊富でも、指揮官としての実績は皆無の人物
によって導かれたことにあります。

　ボアスは今３３歳。

　この年齢で選手としてではなく、指揮官として大きな勲章を手に入れた事は、やはり
感嘆すべき出来事です。

　ポルトの主力はファルカオとフッキですが、後者はもちろん日本でも馴染みある選手
ですね。

　ただポルトの場合、この２冠によってかなりの主力が売買の対象になりかねませんし、
ボアスは残留を表明しているようですが、油断はできないでしょうね。

　お隣スペインのバルセロナのように、ポルトがこの若き指揮官とこの先栄華を極める
のか、それとも不振にあげぐスポルティングとベンフィカの巻き返しはあるのか、来季
のポルトガルは、代表あけでなくリーグにも注目が集まるはずです。