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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本は今沈みかけている

2010-05-25 10:50:24 | 日記
 韓国戦終了後の記者会見において、岡田監督は選手の修正とスイス合宿のプランに全く触れることがありませんでした。ですからメディアの論調はどうしても、「犬飼会長に進退を問いただした」につながってしまうのですが、僕としては2008年3月11日のある出来事が思い浮びました。

 インテルファンのみなさんなら覚えていることでしょう。

 2008年3月11日、チャンピオンズ・リーグ対リバプール戦で脱落が決まった後、当時の指揮官ロベルト・マンチーニは「今季終了後に辞任する」と突然別れをきりだし、番記者とファンを騒然させたのです。

 ルイス・フィーゴはワールドサッカー・ダイジェストの2008年9月18日号でこの件に触れ、
 「チームは崩壊しかけたよ。俺たち選手はめいめいで落ち着きを取り戻して、カンピオナートで結果を出す事ができたんだ。」と語っています。

 岡田監督は犬飼会長が相当な批判を浴びるであろう点から、会長の立場を慮ってそう尋ねたそうですが、僕としてはファンや選手が、逆に岡田監督の胸のうちを慮ることは出来ないと考えています。

 つまり「監督は辞任を考えている」としか捉えられないのではないかと。

 辞意を漏らした指揮官の後を追いかけて行く選手は、まずいないと思います。
 沈み行く船に残りたいと思う人間はいませんし、誰よりも先に救命ボートに乗りたいと思うのが当たり前のきもちでしょう。
 このままでは、監督と選手間の信頼と意思統一が全く無いまま、ワールドカップに突入してしまいます。

 でも体制は変わりませんし、今更嘆いても事は好転しません。

 では沈み行く「日本丸」を転覆させない為にはどうしたらよいでしょうか。
 これも僕なりに考えを巡らせたので、ご紹介したいと思います。
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戦術をいったん脇に置いてみる

2010-05-25 02:14:45 | 日記
 では昨日の日韓戦を、相手の韓国はどう捉えたのでしょうか?

 もし僕が韓国サッカーの関係者ならば
 1・宿敵に完勝し 
 2・故障者が出ることなく無事試合が終了し
 3・韓国国内のファンも大喜び。
 と考えますね。

 でも待って下さい。
 確かに昨日の韓国代表は12人の海外リーグの選手を擁し、韓国サッカー最強の代表と称えられている素晴らしい集団ですが、12人の選手のうちの数人は、ここ「日本」でプレイしていますよね。

 ならば日本の選手だって、もっと勇気を持っても良いのではありませんか。
 
 韓国と日本の現状がこれだけ違うのは、恐らく日本が常に同じ「コンセプト」の下で戦ってきた、つまり融通の利かない状態に陥っているからでしょう。

 ミドルレンジでパスを選択しないでシュートを打つ。相手の守備陣形が整わないうちにクロスを放り込む。

 確かに日本は中盤での速くて正確なパスワークやサイド攻撃を指針していますが、それはあくまで「指針」であって「強制」ではない。逸脱したところで岡田監督が激怒することはないとおもいます。

 ですから今僕が例を挙げた動作のように。基礎的な動作からはじめて手ごたえが掴めたなら、自分の発想を無駄にせず攻撃に参加したらよいと思います。

 筋力や骨格、体力で日本と韓国に著しい差があるとは思えません。
 違うのは思い切りの良さだけのように感じます。日本の選手は残された時間の中、一度戦術を脇に置いて、どんどんシュートを放ったらよいと思います。

 もしかしたら新しい手ごたえと、シュートを打った時の感覚が手に入るかもしれません。
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僕が考える日本代表の処方箋

2010-05-25 01:58:13 | 日記
 では僕の考えた処方箋をお話します。
 
 それは布陣を現行の4-2-3-1から、中盤を菱形のした4-4-2に変更したら良いと思うのです。

 僕が監督ならばGKを含む守備の選手は現行のままで、FWの顔触れに森本と玉田を先発に起用します。玉田が森本の周囲を衛星的に動いてマーカーを引きつけ、リバウンドボールや中盤からのパスに森本が反応するという具合です。

 勿論森本がポスト役となり、玉田と中盤の選手がシュートを打っても構いません。
 では菱形の中盤をどう構成するかです。

 僕は頂点に本田を置き右と左のインサイド・ミッドフィルダーには、それぞれ稲本と長谷部を起用し、底には阿部、もしくは遠藤を起用します。

 つまりインサイドのふたり稲本と長谷部が、本田と阿部(遠藤)のふたりを守備のタスクから解放し、同時に両サイドバックのオーバーラップを助ける。
 そして阿部(遠藤)は底から良質のロングボールを提供し、本田は果敢にシュートを狙い2トップとポジションチェンジをして、相手ゴール前に顔を出す。というわけです。

 「絵に書いた餅」と言われればそれまでですが
 1・中村と遠藤のコンディションが下降線である
 2・特定の選手に拘泥して無様な戦いをする恐れがあるなら、思い切った変革をイングランドとコート・ジボワール戦で試したらどうかと思い、僕なりに考えた処方箋です。

 守備の局面では4-3-1-2になりますが、昨日の韓国戦闘り王の代役に阿部をきようしたということは、岡田監督には岩政を起用する考えはまず頭にないということになります。

 つまり日本はレギュラーのセンターバックふたりにアクシデントがあった際、「体格」と「空中戦」でもうハンディを背負ってしまいますから、中盤を含む7人の選手で守備網を形成し、相手のオープンスペースを消し、焦りを誘いながら攻撃に移ることも可能だと思うのです。

 岡田監督の先発の顔触れや布陣に変更は見られないと思いますが、暗い気分でその日1日を過ごすことになるのは御免だというのが、日本のサッカーファンの心理だと思います。
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日本、韓国代表の前に轟沈

2010-05-25 01:42:12 | 日記
 日本がワールドカップ初戦を迎える6月14日、雨が降らないといいですね。
 
 もし雨が降りぬかるんだままのピッチで戦うようになれば、フィジカル・コンディションで上回るカメルーンが圧倒的有利になりますし、下手をすれば2001年3月24日の対フランス戦のように、日本は茫然自失のままグループリーグを戦うことになるかもしれません。

 フランス戦の日本はコンタクトプレイ、そしてぬかるんだ足下への対処とふたつのハンディを抱えていましたが、9年経ってもそのハンディが克服できていないことが、昨日の対韓国戦で明るみになりました。

 僕は仕事のためこの試合の映像はダイジェストでしか見ていません。
 それでも日本が明らかにコンタクトプレイで劣勢を強いられていたことがわかりましたし、前半6分の失点は今野がもっと体をパク・チソンにぶつけていれば、防げたように思います。

 あのフランス戦、足下を気にせず戦っていた日本代表は中田英寿ただひとりでした。

 現在の日本代表は中村を含めれば、欧州リーグでの経験者が6人在籍しているわけですが、それでもコンタクトプレイに手を焼いていました。
 
 中田英寿はかつて
 「パスをまわすことも確かに大事だけれど、コンタクトプレイを避けないことも大切になる。」
 と以前語っていましたが、彼の提言を半ば無視してきたツケが、今ピッチ上に現れてしまっています。

 やはり現代サッカーにおいて高度な守備戦術を打開する際には、個人の技量であるドリブル突破や質の高いクロスの供給が必要となりますが、その際にも相手のマーカーのマークを打破る、つまりコンタクトプレイに勝つことが前提となります。

 でも今この課題を克服するよりも、残された準備期間を有効に使う事が最優先課題となります。

 僕なりに代表を活性化するための「処方箋」を考えてみたので、次回のブログでお話します。
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