塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

移籍の噂とアトレティコ・マドリー

2010-05-09 01:08:24 | 日記
 毎年この時期は選手の移籍の噂が紙面を飾ることが多いのですが、今季はワールドカップも控えている為、「来季の各クラブの陣容」と「23人の各国代表の顔触れ」のふたつが、新聞と雑誌の大きな柱となります。

 ただトレード話が勝手に掲載された選手、ワールドカップ23人の当落線上にいると考えられてる選手からすれば、気分の良い話ではないでしょうね。

 ですから僕らはこれらの記事を読む際に、多少なりとも選手のことを気遣いする必要があると思います。選手は感情を伴った僕らと同じ人間です。そのことを忘れてはいけません。

 またこの時期は選手が移籍する際の移籍金の額についての報道も多いですが、かつてのリーズ・ユナイテッドのように、獲得できるであろう賞金を当てにして補強を行い、結果降格せざるを得ないようでは、単なるお金の無駄遣いですし、何よりファンが気の毒です。

 僕は何となくですが、アトレティコ・マドリーがリーズと同じ轍を踏むような気がしてなりません。

 アトレティコはコパ・デル・レイとユーロ・リーグの両方で決勝に駒を進めています。
 もし彼らが2冠を達成したならば、その調子を維持するため、フォルランとアグエロを残留させ、更に大物選手を獲得するかもしれません。
 
 コパ・デル・レイの対戦相手が、モンチという確固たる信念を持ったスポーツ・ディレクターを擁するセビージャというのも皮肉な気がします。
 アトレティコのクラブ運営が、他のクラブの模範になるようなものではないでしょうし、何より「信念」と言う言葉が、アトレティコには無いような気がするのです。

 ふたつのトーナメントでの決勝進出が、アトレティコにとって有意義なものになると良いのですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする