塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

マルセイユにまもなく歓喜の瞬間が

2010-05-06 00:59:33 | 日記
 1992-93シーズンのチャンピオンズ・カップ優勝以来の栄光
 フランス屈指の人気クラブのマルセイユが、悲願のリーグ優勝を手に入れようとしています。

 今季のマルセイユは例年にも増して、タイトル奪回の意気込みが伝わる補強を行いました。
 中盤にポルトからルイス・ゴンザレスを、DFにガビリエル・エインセをレアルから、そしてバレンシアからフェルナンド・モリエンテスを獲得したことに加え、監督には現役時代、マルセイユの精神的支柱であったディディエ・デシャンを引っ張ってきたのです。

 クラブの英雄であるデシャンが監督に就任することが決定した時、マルセイユの街は沸きかえったと聞きました。

 補強の目玉であったゴンザレスとモリエンテスの調子が上がらない中、オセールとの熾烈な優勝争いに打ち勝とうとしているのは、紛れもなくデシャンの手腕にあります。彼自身がマルセイユの空気を知っていたことも大きいでしょうが、やはりヴェロドローム集まったファンの後押しも大きかったのでしょう。

 マルセイユは1999年にはリーグで2位となり、2003-04シーズンはUEFAカップで準優勝するなど、輝きを放ったときもありましたし、ロベール・ピレスとディディエ・ドログバという人気選手が在籍していたこともあります。

 ただ一番の古株が在籍6年目のナイジェリア代表のDFタイウォであるように、選手の入れ替えが激しい上に指揮官を簡単にクビにする悪癖があったため、どうしても上昇気流に乗れなかったのです。

 その「負」のサイクルをわずか1年で打破ったのですから、やはりデシャンの手腕は評価すべき物と言えます。
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