ユングも霊言やったんでしょ。で、「心理学」について、ユング自身はいまどう考えてるのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『「ユング心理学」を宗教分析する』――「人間幸福学」から見た心理学の功罪(幸福の科学出版)で、そのユング自身の霊の言葉(「霊言」)を、次のように紹介しておられます。
まあ、「この心理学なるものが、本当はいったい何だったのかなあ」という感じはしないでもないですね。
科学万能に突き進んでいく時代のなかで取り残されていく領域を、何か科学的に位置づけられないかどうか。それを試みようとしているうちに、かなり敗れていった面は大きいのかなあという感じですかねえ。
だから、本来の「真実」まで到達したかどうかは分からない。むしろ、混沌が増したかもしれないという感じがします。うーん、余計に分からなくなったんじゃないでしょうか。
例えば、「あなたが宗教に入ったのは、幼児のころに父親に虐待されたからだ」とか、そのような話を聞いて、「そうかな」と思うかもしれないし、そうでないかもしれない。さらに、「いや、忘れているだけなんだ」と言われることもある。
まあ、そういうようなやり方というのは、宗教的なるものでも、さまざまなレベルがあると思うけど、いろいろなところでやっているかもしれませんね。
だから、そういうものを、科学のなかの学問領域に収めるのは、そうとう大変であったことは事実ではあるけど、はたして、それがよかったのかどうか、疑問の余地はあるわなあ。
(26~28ページ)
心理学とは、本当はいったい何だったのかという感じはしないでもない。
時代のなかで取り残されていく領域を、科学的に位置づけられないかと試みているうちに、かなり敗れていった面は大きい。
むしろ混沌が増して、余計に分からなくなったのではないか――。
誰もが名前くらいは知っている心理学界の巨頭・ユングでさえ、「心理学」という学問に対してこんな厳しい感想を持っているというのは、ちょっと驚きです。
また、ユングはドイツ語を話していた方だったように思うんですが、本書ではとてもこなれた感じの日本語を話しているのが印象的です。
もしかして、この方は、日本人として転生したことがある魂なんだろうか、と疑問も浮かんできたりします。
・・・というあたりについては、またの機会に!
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『「ユング心理学」を宗教分析する』
大川隆法著
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