わたしって、いつもダメなのよね。また失敗しそうだし、うまくいかないみたいだし。どうしたらいいの? なーんて悩み抱えてる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『「幸福になれない」症候群』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
年ごろの女性が最も頭を悩ませるものに縁談がありますが、ある程度のところまで行きながら話が流れた経験が二、三度あると、それが一つの傷となることがあります。そのため、ほんとうに話がまとまりそうになっても、「また失敗するのではないか」と思い、相手に何か言われる前に、自分のほうから断ってしまう人がいるのです。そして、何日もたってから、「しまった」と後悔したりします。こうしたことは、いくらでもあります。
これは、失敗が身についてしまい、どうしても失敗以外に考えられなくなっているのです。そして、失敗が向こうからやってくるのが恐ろしいので、自分から先に失敗をしてしまうわけです。このようなことが実際にあります。(中略)
悲観的な発想から逃れる方法は次の二つしかないと思います。
一つは、マイナスのことに思いをめぐらせる時間を短縮することです。
悲観的な考え方をする人は、頭のなかに、いつも失敗ばかりを思い描いているはずです。ふと気がつくと、過去に自分が話した言葉などが、頭のなかをぐるぐる回っているのです。
したがって、悲観的なことを考える時間を少しずつ短縮していく工夫が必要です。一度よく考えたならば、あとは考えないことです。これも一種の習慣であり、慣れるとできるようになります。
自分が悲観的なことばかり考えていると気づいたならば、瞬時にそれを断ち切り、あとは考えない習慣をつけることです。つまり、よい意味での物忘れを意図的に多くしていくのです。
もう一つの方法は、発想の「光明転回」です。身近なもののなかで、自分が少しでも喜べるものを、どんどん発見することです。
たとえば、会社のなかでおもしろくないことがあって、「いつも自分はうまくいかない」と思っている人でも、家庭生活のほうに目を移してみると、料理があまり得意ではない奥さんが、おいしい料理をつくる日も、たまにはあるでしょう。そうしたときには、「これはおいしい。おれはいい女房をもらった」と、思い切ってほめてみるのです。そうすれば、奥さんは喜びますし、自分自身も何となくうれしい気持ちがするものです。
このように、身の回りには喜びの種がいくつもあります。それを積極的に発見していくことが大切です。「自分は生かされている」「自分は幸せである」と思えるようなことは身の回りにたくさんあるのですが、それを発見していないだけなのです。(中略)
一日のうちで何か一つは、よい材料を発見することです。「一日一善」という言葉もありますが、一善をなさずとも、よいことを何か一つ発見するだけでも、大いなる進歩なのです。一日のなかで、喜びの種、幸福の種を必ず一つは発見してください。それによって道が開けていくこともあるのです。
(132~137ページ)
悲観的な発想から逃れる方法は、次の二つしかない。
一つは、マイナスのことに思いをめぐらせる時間を短縮し、あとは考えない習慣をつけること。
もう一つの方法は、発想の「光明転回」であって、身近なもののなかで、自分が少しでも喜べるものを、どんどん発見することである──。
なるほど、なるほど、と思います。
今日のお教えによって、悲観的な発想をする自分に苦しんでいる、一人でも多くの方が、人生を切り拓いて行かれますようにと、心より祈念したいと私は思っているのです。
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『「幸福になれない」症候群』
大川隆法著
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