明治維新の立役者だった西郷さんって、いまの日本の政治をどう見てるのかな? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『西郷隆盛 日本人への警告』(幸福の科学出版)で、西郷隆盛の霊自身の言葉(「霊言」)として、次のように伝えておられます。
まあ、腐敗しとるな。おいは、金の話ばかりしとる国会は好かん。
自民も金、民主も金、そんな話ばっかり国会でしちょる。
ああ、国民は、さぞ、がっかりしとることだろう。こんな国に成り果ててしもうたか。情けない。
まず、世論というものが信用できんな。なぜ、こういう人たちを選ぶのか。なぜ、汚職をし、私腹を肥やす輩が、いまだにこの国を牛耳っておるのか。そして、なぜ、政権党の党名を替えることで革命と言うのか。納得がいかん。(中略)
今、国家という言葉を使えぬ人たちが、税金だけは取ろうと一生懸命になっている。
国家なくして税金などない。国家がないのに税金だけ取ろうと考えておる。いったい何を考えているのか。
国家の理念があって、国家としてやるべきことがあって、国民に税金をお願いするのが筋である。
国家の理念がなく、国家としてやりたいことがなく、生業を立てるためだけに税金が欲しいというのは、本末転倒である。
国家の姿がないのならば、税金もまたない。それが分からぬのが今の国会議員だ。まことに情けないと言わざるをえない。
また、国家を語れば、それこそ国賊扱いするのが今のマスコミである。
まことに情けないかぎりである。このようなものを保護してはならない。それは国のためにならない。心底、腹を割って話ができないような者を相手にしてはいけない。
今の政治家は、マスコミを通じて偽りの姿を流し、国民を騙すことにエネルギーを費やしておる。まあ、そんなことでもって、良き政治ができるとは思えない。
もっと国家や政治や宗教なるものを尊敬する国であらねばならない。そのためには、大胆なる行動も必要であろう。
財政改革の第一は、「国家を語れぬ者が禄を食むなかれ」ということに始まる。
国家という理念なく、国家としてやるべきことなく、国家の指導者として人を導く言葉なく、烏合の衆と化して税金に貪りつくとは、何事であるか。
国が赤字であるならば、ただにても働くような人が政治をやるべきである。そうしたことを捨て置き、自らが選挙活動において勝利することのために金を集め、それを使うことに奔走している。
理念なき国家、漂流せる国家である。まこと情けないと言わざるをえない。この国を深く憂えるものである。
(13~19ページ)
西郷隆盛は、いまの日本の政治、日本の国を深く憂えている──。
本書は、なんと2010年に刊行されたものです。
それから12年たっても、この西郷さんの言葉は、今もまったく違和感なく聞くことができるというのは、日本の政治が何も進歩していないことを表しているのだと思います。
さて、「霊言」って何なのかについては、何度かご紹介してきました。
天上界におられる西郷さんの霊による、この厳しい言葉を、私たちは真正面から受け止めて、日本の政治を、国家そのものを、なんとか根本から改革していきたいものだと、改めて私は思っているのです。
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『西郷隆盛 日本人への警告』
大川隆法著 |
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