コロナ、コロナで不況も深刻だし、厳しい時代だよね。こんな時代を、どうやって生き抜いていけばいいの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『朝の来ない夜はない』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
基本的には、「新しい価値を生み出す」ということに専心しなければ駄目です。「これまで世の中になかったものを生み出す。自分の仕事において、新しい価値、新しい値打ちを生み出す。『従来やってきたことを、そのまま、やり続ければよいのだ』という考え方を捨てて、新しい値打ちをつくり出す」ということが大事です。どの仕事においてもそうです。
なくてもよい仕事は、これからは、なくなっていく可能性が極めて高いと言えます。今は、「むしろ、ないほうがよい」という仕事も、数多くあるはずです。(中略)
日本は財政危機ですし、世間の相場から見ると、公務員の仕事の生産性や創造性の部分に、いずれ厳しいメスが入ることは確実です。
それは二〇〇七年からの教育改革においても同じです。
今の学校は、大量の教員を雇い、国家や市町村の予算を莫大な規模で使って教育を行いながら、不良や非行少年などを次々と出しています。
信仰心がなく、人間として立派ではない人を数多くつくり出しているのならば、仕事が悪いのです。そういう悪い仕事には絶対にメスが入ることになり、生き残りを懸けた戦いは必ず始まります。(不良教員のリストラを十分やらず、またしても、政府は大量の教員増に踏み切るようですが、民間企業からもっとアドバイスをもらうべきです。)
それは、ほかの業界でも同じです。老舗や大手と言われる会社でも、信じられないような問題が次々と起きています。例えば、不二家や雪印といった有名な会社もそうですし、伊勢名物の「赤福」のように何百年も続いてきたところもそうです。「白い恋人」というお菓子で有名な北海道の会社でも問題が起きました。船場吉兆も厳しい結果が出ました。
経営学の手本になるような有名会社や、経営的に安定していて長く続いている老舗でも、何かの事件をきっかけにして経営が傾くようなことが起きています。
そのように、「ロングヒットの商品などで大きな利益を出し、極めて経営が安定している」と周囲から思われ、従業員もそう信じ切っており、社長も慢心し切っていたような会社が、「何かの事件を契機として経営不振に陥り、倒産の危機に見舞われる」ということを、これから、さまざまなかたちで、繰り返し何度も目撃するようになると思います。
身を引き締めていかなければなりません。「身を引き締めて、世の中に、新しい付加価値を生み続けなければ、生き延びることはできない」と思わなければならないのです。
「昔からの伝統」に甘え、「これは昔から認められているものだから大丈夫だ」「この商品は昔から多くの人が食べてくれているから大丈夫だ」「教育とは、昔からこういうものなのだから、これでよいのだ」などと考えて、従来型のものに依存し、これからも生き続けようと思っているならば、非常に厳しい未来がやってくるであろうと思います。
したがって、「日々にイノベーションをし、新しい道を開く」ということを、考え続けなければいけません。
(25~32ページ)
なくてもよい仕事は、これからはなくなっていく可能性が極めて高い。
昔からの伝統に甘えて、これからも生き続けようと思っているならば、厳しい未来がやってくる。
身を引き締めて、従来やってきたことを、そのままやり続ければよいという考え方は捨てて、日々にイノベーションをし、新しい道を開くことを考え続けなければならない──。
今日のお教えは、2009年に発刊された書籍からです。
大川隆法先生は、厳しい時代だからこそ、どんな職種においても、たゆまぬ日々のイノベーションの努力の大切さを説かれています。
お教えが説かれた当時、このお教えを厳しく感じた人も多かったと思います。
でも、それから10年以上の歳月を経てみると、大川隆法先生は、時代の流れを見据えて、未来にむけてどういう思いで生きていけばよいのかを、こんな形で的確に説いてくださっていたのだと、改めて深く感じるものがあります。
それもこれも、大川隆法先生が「再誕の仏陀」として、あるいは「エル・カンターレ」として、一人でも多くの人を幸福にしたいと考えておられるからこそのことだと思います。
つまりは、この一見厳しい教えというのも、私たち衆生一人一人に対する、仏の真なる「愛」であるのだと私はしみじみと感じているのです。
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『朝の来ない夜はない』
大川隆法著 |
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