人間関係って、むずかしいよね。まとわりついて、どうしようもなくなって。どう解決していったらいいの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『不動心』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
人間関係のしがらみというものもあります。これはどうしても生じてきます。いろいろな付き合いのなかから、会社や家庭でしがらみができてきます。ある人が新たに加わることで、人生の幸・不幸が分かれることもあります。
したがって、「人間関係のしがらみを、どのようにして断つか」という問題があります。ただ、親しい人であればあるほど、人間関係を素晴らしいものにしていく努力が大事なのです。
つまり、単に生理的な好ききらいだけで他の人を見るのではなく、「もっと素晴らしい人間関係がつくれるのではないか」ということを、いつも考えなければなりません。
たとえば、嫁と姑の関係であっても、相手のよいところを見つけて、お互いにほめるようであれば、問題は決して起きないのです。
嫁は、姑のよいところを見いだしたならば、どんどんほめ、姑のほうも、嫁によいところがあれば、ほめておけばよいのです。そうすれば、お互いに愛し合い、尊敬し合える関係となっていきます。
そうではなく、お互いに「相手が自分を害するのではないか」と考えはじめると、この逆の関係になります。「嫁が来たので、息子がおかしくなった。悪い嫁をもらった」などと姑が言いはじめると、それを嫁のほうも敏感に察知して、相手をいやがり、敬遠しはじめるのです。
ところが、「よい嫁が来た」と言ってもらえれば、嫁はうれしく思い、姑に親しみを感じるでしょう。
結局、「立ち向かう人の心は鏡なり」という言葉が、ここでも生きてきます。人間関係のしがらみを断つためには、「自分の心の鏡に映った相手の姿は、結局、自分の姿にほかならない」と考えればよいのです。
このように、人間関係の問題を解決するには、「まず自分から相手に与える」「相手によい評価を与え、相手をほめてあげ、相手のよいところを伸ばしてあげる」という気持ちを持つことが大切です。そうすれば、相手からも与え返される場合があるでしょう。
結局、人間関係のしがらみを断つためには、圧倒的善念でもって解決していくことが必要なのです。
(210~213ページ)
単に好ききらいではなく、親しい人であればあるほど、人間関係を素晴らしいものにしていく努力が大事である。
「立ち向かう人の心は鏡なり」で、自分の心の鏡に映った相手の姿は、結局、自分の姿にほかならないと考えればよい。
「まず自分から相手に与える」「相手によい評価を与え、相手をほめてあげ、相手のよいところを伸ばしてあげる」という気持ちを持つことで、人間関係は解決できていく──。
うーん、なるほど、なるほどです。
よくよく考えてみると、今日、教えていただいたのは、人間関係の悩みを解決していくための普遍的な方法論だろうと思います。
仏が説かれる人生論の叡知を今日も学ばせていただいたのだと私は思っているのです。
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『不動心』
大川隆法著 |
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