「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

太陽系第三惑星蝌蚪の国 平川みどり 「滝」5月号<滝集>

2011-06-11 20:57:30 | 日記
 地球と蝌蚪の国しか書かれていない作品に、俳句を初めて間
もない頃に「蝌蚪の国」が分からずに悩んだ思い出が蘇る。お
たまじゃくしが群れている様を呼ぶのだったら「メダカの学校」
があるのだから、「蝌蚪の学校」でもよさそうなものだ。そうか
「殿様蛙」がいるから「国」なのかと勝手な解釈をしたものだ。
『川底に蝌蚪の大国ありにけり 村上鬼城』
その国は「太陽系第三惑星日本字蝌蚪の国川底日向一番地」と
いう住所を持っていそうだと思った。宇宙から来たポストマンが、
翼をたたんで川底の郵便受けを探しているようだ。震災見舞いの
速達でしょうか。俳句鑑賞になっていないと叱られそう。でも見
えてしまったのだから仕方がない。(H)

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