「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

野仏のついてきさうな秋の暮 中鉢益男 「滝」1月号<滝集>

2012-01-27 06:56:12 | 日記
 秋の寂しさを象徴する季語が「野仏のついてきそう」と良
く合っている句だとおもった。そんな感覚が何となく分かる。
野仏の人恋しさに通じるものが作者の中にもあったのかもし
れない。一歩一歩に暗さが増していく逢魔時。(H)