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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

イタリアで当たり MY LITTLE ITALY / JEAN-PIERRE COMO

2020-08-06 17:57:52 | 聞いてますCDおすすめ


お盆が近づいてくると『お元気ですか?」とお気に入りのピアニストのところを一回りすることにしている。そうするとああ元気にやっていてよかったと思う人たちがいる。
昔、ジャン・イエール・コモが大好きだった。哀愁あるメロディーと0高速フレーズがとてもさわやかだった。



このオトウサンにささげたアルバムや、フランスらしい小粋でちょっとフランス映画みたいな感じのアルバムはコモ独特だった。



そんなわけで、アルバムがでるとずっと買い続けているけれど、1枚が不明になっていて、たぶんあまり面白くなくて処分したのだろう。



ここのところのアルバムではトリオでスタンダードを演奏したものは、アルド・ロマーノのドラムスでしまってとてもオーソドックスなトリオ演奏になっているし、「bolero」ではJavier Girottoなんかとま詰まったアンサンブルを聞かせてくれる。
前作の「express europa」昔のグループを再現したのだろう、うまくまとめてはいるけれど、なんか作りすぎ感がなかったわけじゃない。
とてもうまい人が、時としてはまってしまう、こういうの出来るだろうと想像内のアルバムになってしまった感が続いていた。

そして今回、全面的にヴォーカルもをフューチャーしているし、スルーかなとも、思ったけれどまあお盆だからと買ってみた。
サウンド的にはここのところのちょっと軽めの行きかたなのだろうけれど、1曲目イタリア語だろうか柔らかな男性ヴォーカルが歌いだすと、これは想像の枠をもっていなかったから逆に刺激になった。

コモはフランスの人で、フランスらしさがベースだったけど(express europaはフランスと地中海をつなぐ音楽だけど)今回タイトルの「MY LITTLE ITALY」で分かる通りイタリアへのおもいだろうか、枠がとれたような爽快感がある。2曲目”MANIA"アのヴォーカル明るさ、吹っ切れたようなピアノそろとか今回は意外性がとても楽しい。

ここで思い出したけど、イタリアのポップをジャズで引いたものって結構どれもいいような気がする。一番思いつくのがルイージ・マルティナーレの「Caruso」だけど、このアルバムもその線に乗っているように感じるってことで結構気に入った。



4曲目”QUANDO”は聞いたことあってすきだけれど、誰の演奏だったかは忘れた。だけどなんとも懐かしいうっとりするヴォーカルで良い。
6曲目”Guarda che Luna ”も知っている。月影のなんとかとかいった曲だったようなきがする。
聞いているうちにとても楽しくなってこれ、お勧めのところにいれていいような気になった。

という事で、予想を超える吹っ切れで、これはイタリアで大当りです。



欄外 コモさん、もう少しスマートだともっと受けると思う。

MY LITTLE ITALY / JEAN-PIERRE COMO

Jean-Pierre Como (p)
Walter Ricci (vo)
Felipe Cabrera (b # 1, 2, 4, 6, 8, 11)
Rémi Vignolo (b # 3, 5, 7, 9, 10)
André Ceccarelli (ds)
Minino Garay (per #2, 4, 6, 8, 9, 10)
INVITÉS :
Louis Winsberg (g # 7, 9)
Christophe Lampidecchia (acco# 8)
2020年作品

1. Nun è Peccato
2. Mania
3. Inside my Head
4. Quando
5. Doje stelle
6. Guarda che Luna
7. Stanza 103
8.Dolce tango
9. These Four Walls
10. Chorino Amalfitano
11.Malinconia



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