毎年お盆の季節になるとお気に入りのピアニストのところを一廻りする。今回あることに気が付いてちょっとスルーしていたアルバムを買い足しました。ピアニストはジョイ・カルデラッツオだお好きなピアニストです。
まず手持ちのジョイのアルバムがこちら。
1965年生まれのジョイ、26歳のデヴュ―・アルバムは1991年ブルーノートからでたこの「INTHE DOOM」めちゃくちゃガンガン弾きまくるフレージングにびっくりして大好きになりました。
そして今回思いがいったのは、ここでテナーを吹いているブランフォード・マリサリス、デヴュー作でこの人にテナー吹いてもらうのだからそれだけでも当時脚光を浴びていたのでしょう。
声が1991年のはなしだから29年前、そして思い至ったのがこのブランフォードとの関係。
1999年、8年後にはブランフォードのグループに参加して以後、現在にいたるまでブランフォード・グループでピアノを弾いています。
これが初参加の「Cotemporary Jazz」こちらもびっくりするようなまさに当時コンテンポラリーと圧倒されたアルバムです。
データ・ベースをもっていないのであいまいですが、管がリーダーのグループでは、リーダーのスタイル変化につれてピアニストも変わっていくことが普通のようにおもいますが、ブランフォードとジョイ1999年以来20年以上一緒に音楽作ってきているのです。
結構長い関係だって、マイルスとハンコックもコルトレーンとタイナーだって6年間の付き合いでした。ブルーベックとですもんどは長いけれど、これはブルーベックがリーダーだからピアニストは変わらない。管じゃないけれどMJQは最初見ると・ジャクソンがリーダー格でつづいてこれはすごく長いけれど、声はスタイルが出来上がって変えようがなかった感じがある。
というのでリーダーとそこに加わる永い信頼関係のグループってほかにあるかしらと言いので素晴らしい信頼関係というのが今回思い至ったことです。
このグループがあるじゃないかとご指摘をいただくかもしれないと一生懸命考えたけど思い浮かびません。と言ってもぼけ頭、思い浮かんだのは家ーロー・ジャケットのラッセル・フェランテで1981年から続いていて39年だけど、こちらもリーダー扱いだろうからちょっと外れるかな。
という事でづっと追いかけているジョイ、コットン・クラブのアルバムを持っていないのも手落ちみたいな気がしてきて買いました。
内容はもちろん良い。昔の感じが出るところもあれば5曲目”FREE”の美しいバラッドなど、はい今でもジョイ・カルデラッツオ凄い人だという考えに変わりはありません。
LIVE THE COTTON CLUB TOKYO VOL.1 / JOEY CALDERAZZO
Joey Calderazzo (p)
Orlando Le Fleming (b)
Donald Edwards (ds)
2018年作品
1. Hats Off To Bebay
2. Clanna
3. One Way
4. Manifold
5. Free
6. Mighty Sword
もう随分前に、ニューヨークの「ジャズ・スタンダード」で生の演奏(トリオ演奏)を聴きましたが、弾きまくりで、そこまで弾かなくてもと思うほど、ノッテくると弾きまくるタイプの人ですね。でも非常に繊細で叙情的な一面もあり、大好きです。何しろブランフォードとブレッカーの両巨頭のピアニストだったわけですもんね。いつん私のブログでも紹介したいと思います。
ジョーイの弾きまくり体験されたのですね。
ジャズ・ピアノの絶対的な良さですよね。
haikuなどのうちに向くのも好きです。
ぜひ記事お願いします。