新譜情報をみていたらギターの安達久美と梶原順がアコギのアルバムを出したみたいでエレキじゃないところにひかれてこれは聴いてみたい。
同時発売でエレキバージョンもでていますが、こちらは試聴してパス、アコギの方は買う前予想で、6月の薫風をテクで聴かせるものじゃないかなどと予想しました。
実は梶原順という人はノーマークだったけれど、山下達郎とかのバックもする人であたりまえだけれどポップ系、7月後半の青空と日差しのなかで、人生は楽しいみたいな感じで6月とうよりか、それを通り越して7月の青空、一寸ミズリーも思い出します。
全11曲のうち9曲目にR・リトナーの曲をいれて、あとはJ&Kの曲が交互に演奏されます。
1曲目アコギでリズムをならされて、その上を切れの良いメロディが流れればこれは元気が出てきます。
2曲目ですでに体をゆすってリズムをとっているのです。
J&Kとあったのでてっきりアコギ2本のメローなデュオかとおもったら曲によってはリズム入り、でもアコギを思い切って弾くアルバムが聴きたかったのでまるで問題なし。
4曲目はゆったりしたバラッドで5曲目はドラムスとベースのはいったファンク調、ナイロン弦のメロディやスチールのリズムなど2本の同じ弦のシンプルさの中に身をおく楽しさ、2人の協調がその魅力のようです。
6曲目、とてもかわいい曲、作者がジャケに「賀茂川でユリカモメの群れが横一列に同じ方向を向いて並んでいる姿はめっちゃ可愛いです」などと書いてあって、そこまでは演奏からはわからないけれど、ゆったりとした幸福感がゆるされている世界です。
このアルバム予想よりか元気がいいアルバムで、カントリー3、ブルース2、ロック2、フュージョン2、ジャズ1という配分という感じで、9曲目R・リトナーの曲もアコギの個性が楽しめる演奏になりました。
最後の曲はレクイエムです。安らかな眠りを。って書いてあるけれどなんかちっとも眠る気にならない感じでした。
早く6月の梅雨空は過ぎて欲しいと思います。
TIDE / J&K
梶原 順 (Ag)
安達 久美 (Ag)
バカボン鈴木 (B)
平 陸 (D)
1. The Passage(作曲:安達久美)
2. Just Old Friends(作曲:梶原順)
3. Take One Step(作曲:安達久美)
4. A Story(作曲:梶原順)
5. Now is the Time(作曲:梶原順)
6. Season's Tidings(作曲:安達久美)
7. Walking in the Sunshine(作曲:梶原順)
8. Long Trail Runnin'(作曲:安達久美)
9. Morning Glory(Lee Ritenour カバー)
10. In the Kitchen(作曲:梶原順)
11. Rest in Peace(作曲:梶原順)